■読者のページ〜2002年8月〜
『世界最大の恐竜博』

7月20日午前9時頃
「ねえ、みてごらんよ!開場までまだ30分もあるのにあんなに、ずらーっと並んでるよ。」
「きのうは、思ったほど見に来る人がいなくて、がっかりだったけど。」
会場の外をうかがって、ヒソヒソ話す、主役級のセイスモサウロスとアロサスロス。
「さあ、みんな、自分の持ち場について。気合いを入れてポーズを決めるんだよ!大勢の人が珍しいからって、キョロキョロしちゃダメだよ!」

ずっとこの恐竜博を楽しみにしていた私たち親子は9時前から、「もうすぐ、もうすぐ」と並びました。会場の入り口から階段を下って、いよいよ恐竜たちに会いに。

この企画は、たくさんの実物の化石、骨格標本と共にそれらを“発掘する”ということにもスポットライトを当てていて『化石発掘現場の再現』や『化石発掘体験』のコーナーがあり、今までの恐竜展とは、チョットひと味違いました。

子供たちは、さっそく『化石発掘』に挑戦しました。ノミと木槌で、カンカン、コンコン……指をぶったり、額に汗して格闘しましたが、なんかありそうで、いまひとつわからない。

子供の言葉「こうやってみると、ちゃんと、骨とかの化石だってわかるけどさ、岩や泥の中にあるのをチラとみつけても、何がなんだか、わかんないよね。スゴイ目と知識だよね……信じて続ける根性がスゴイ。」と、発掘体験の感想を言ってました。

恐竜たちが立ち並ぶ、ジュラ紀の森は圧巻でした。大人も子供も、上を見上げる。クレーンみたいに立ち並ぶセイモくんたち、大型恐竜たち。人間とはまるで違うけた外れのスケール。みんなひととき、1億5千万年前に、タイムスリップ。まどろむ地球の白昼夢を、かいま見たような不思議な気分。

うちの親子は、“鳥もどき”と名付けたくなる 羽毛付きの小型恐竜に、魅せられました。展示してある化石は、まるでバラバラになった押し花状態。「こんなのがいたのかあ……よく復元できるよね……どんな色や羽毛をしてたのかなあ……」順路通り、出口まで進んだものの、 もっとみたいから、とあと戻ってもう一巡りして、お土産買って、大満足で帰りました。  

オススメは、『世界最大の恐竜博2002』のカタログ。 オールカラーで、発掘に関すること、最新の説、イラストレーターの話など読み物としても、おもしろいです。  

子供には、『恐竜ブック ミニガイド』。 きれいな図版でわかりやすく解説してあるし、付録の恐竜すごろくが楽しいよ。

夜7時頃
「今日は、疲れたね……」
「おれ、ずっと、ア〜ンってくちあけてたから、あご、はずれそう……」とスコミムス。
「おれも……」とアロサウルス。
「肉食恐竜っていうと、すぐ口開けさせたがるんだから……」
「でも、みんな驚いた顔してたよね」
「うん、あしたもがんばろうね。」
「みられすぎて、骨も細る気がするよ……」

おやすみなさい、恐竜君たち……

(葉月)