■読者のページ〜2001年12月〜
『MOMA ニューヨーク近代美術館名作展』
2001年10月6日〜2002年2月3日 東京 上野の森美術館

普段は家族で行動する事が多い私ですが、今日は友人も誘わず誰にも言わず人知れずたったひとりでMOMA展に行って参りました。

しかし上野の森の美術館の周りは浮浪者であふれていていろんな臭いがしました。ちょっと女性のひとり歩きは怖い感じもありました。けど、誰にも声もかけられることなく、無事に開館の10時早々に着いたせいか人も疎らでゆっくりと絵を眺めることができました。

まず入って左に直ぐに、ゴッホの「オリーブの木」があってこの絵はさほど感心がなかったのですが、実物は最高です!!今まで見てきた絵画の中で1番良かったかもしれない!!爽やかな青とグリーンが勢いよく力強く描かれていて立体的で吸い込まれる感じっていうのでしょうか??感じるんです!強い風が体にあたるみたいな……ホント!大袈裟でないのよ!!まあ絵は個人差があるから皆さんはそうは思わないかもしれませんが……。

右手にはシャガールの「誕生日」が掛かっていて、シャーガールの赤い色の色使いが大好きな私としてはこの絵をとても楽しみにしていたのです!ところが写真で見るよりも赤い色がくすんで見えてちょっとがっかりでした。実物に“がっかり”なんて変な言い方かもしれませんが……。けど、幸せに満ちているシャガールの絵は愛情いっぱいで私の気持ちも満たされた気分……?!

正面には、ルソーの「夢」がかかっていて、あれって凄くデカイのです!(204.5×298.5センチ)私の記憶が定かではないのですが、確か13年くらい前にもこの絵は日本に来たことがあって、見逃した絵だっただけに見ることができて感激でした。この絵はルソーの遺作となった作品で神秘的で何か潜んでいそうできれいで、この絵を前にして喋る人は殆どいなかった気がします。ルソーの好きなものが全部描かれているといわれているそうです。

モディリアーニも絵と彫刻と1点ずつ展示されていました。この人の作品はあまり好きではありませんでしたが実物は、とっても美しい、しっとりした女性の絵と彫刻でとても良かったです!!

ピカソといえば“抽象画と女性遍歴”しか思いつかない失礼な私でしたが、やっぱりピカソは天才なんだなあ!色のコントラストとかきれいだったよ!そして新発見!?ピカソの彫刻作品は、たまたまかもしれませんが抽象的でなくて実に、分かりやすいものでした。絵本の『三びきのやぎのがらがらどん』の山羊さん(真中)のイメージぴったりの山羊でびっくりでした。何年に作られた作品かは、忘れてしまったのですがこんな所でがらがらどんに会えるとは!!と勝手にはしゃいでしまいました!!

他にもダリの「記憶の固執」があって、八つ切りの画用紙よりも小さいサイズの絵に驚いたり、今回、一番出展数の多かったマティスの作品を見たりと、充実した1日でした。

余談ではありますが、開催期間中は月曜も無休で開館しています。 穴場はやはり月曜の午前中です。

(Mrs.Bianca)