■読者のページ〜2001年3月〜
エルサ・べスコフを探して( looking for Elsa Beskow )〜前回よりの続き〜

ところで、私がストックホルムへ行くいつもの第一の目的は、大晦日の真夜中の花火です。あまりテレビでは放送されないのですが、他のヨーロッパと違い、街中いたるところから、花火が上がります。見物によい丘の上からは360度いたるところに見られます。これは、市民が勝手に上げているもので、市民の自主的参加のものです。

今年は21世紀の始まりというわけでしょうか、昨年以上に激しく打ち上げられていました。一度、ストックホルムの花火を寒空のもと見てみてはいかがですか。お勧めです。

PS・1

ストックホルムのツーリストインフォメーションの2階には、スウェーデン関係の本やVTRなど、スウェーデンを知る上で役に立つものが販売されています。ここにもべスコフ始め、絵本作家のカードなどがあります。

また、スウェーデンの有名人についての子供向けの本もあります。(偉人伝のようなもの)これは、スウェーデン語のものしかないのですが、子供向けなので私にもいくらか読むことができました。もちろんべスコフのもありまして、隣にあったのが画家のカール・ラーション。

この人の絵も好きで何年か前日本での美術展を見にいってます。(「絵本の世界110人のイラストレーター」では堀内誠一さんは、ラーションもベスコフと一緒にイラストレーターとして取り上げていますね)。この2人に共通なことに、子どもが多いということがわかりました。

ラーションには7人、べスコフは6人の子どもがいたそうです。昔のスウェーデンでは、昔の日本みたいに、大家族が普通だったのでしょうかね。

PS・2

北欧では切手にその国の絵本の絵が使われることがあります。ムーミンなどはよく知られているところです。(千葉県立中央図書館の児童室にも飾ってあります)

今回スウェーデンでは何かないかと探したところ、あったのは、やかまし村のような子どもがあそんでいるシリーズがありました。(クリスマスのための特別切手)

あと、ジョン・バウワー(John Bauer)のがありました。暗い森のちょっと怖いトロルを書く人なのですが。日本の解説書等では見つかりにくいかもしれません。先の「Children's literature in Sweden」によると、ベスコフの次の時代の人のようです。

PS・3

『夕あかりの国』(アストリッド・リンドグレーン作 マリット・テルンクビィスト絵)(徳間書店)も今年初めて原書を見ましたが、この本に描かれたあの赤い空が、北欧で見られる綺麗な夕焼けです。


(文・資料提供:新明)