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★今年の夏はめぼしい新刊の絵本がありませんでした。秋の訪れと一緒に幼い人からおとな向きまで絵本の新刊がありました。絵本大好きの人たちには嬉しい刊行です。
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みみちゃんとヤギのビケット
フランソワーズ さく・え
ないとうりえこ やく
徳間書店:本体1400円
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『まりーちゃんとひつじ』などでおなじみの女の子と動物、この本では幼いみみちゃんとヤギのビケットが主人公です。みみちゃんの健康のためにヤギを買ったみみちゃんのお母さんは、売ってくれたソフィーさんに
ヤギが風邪をひかないように上着を着せて送ってくれるように頼みます。
ビケットは赤い上着を着ましたが、みんなにからかわれます。ピンクと赤色がとてもきれいです。
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ブルーカンガルーが
やったのよ!
エマ・チチェスター・クラークさく
まつかわまゆみ やく
評論社:本体1300円
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リリーは叱られたりすると「ブルーカンガルーがやったのよ」と言います。ブルーカンガルーはいつも何も言いません。ママはあやまらないリリーに怒ってブルーカンガルーを取り上げてしまいます。
昔はブルーカンガルーはいなくとも、代わりにおばあちゃんがいたっけ。子どもの心がよく描かれています。
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うさぎのおるすばん
作 イ・ホベク
訳 黒田福美
平凡社:本体1500円
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韓国の絵本の紹介は近年少しづつ多くなってきました。墨を上手く使っている絵本が多く、赤色がとてもきれいです。
一家が留守の間、家の中にうさぎが入っていろいろのことをして遊ぶ一日がユーモアを交えて描かれています。
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むしゃくしゃかぞく
ラッセル・ホーバン文
リリアン・ホーバン絵
福本友美子 訳
あすなろ書房:本体950円 |
いつもむしゃくしゃ、イライラしているあなたへ。
おひさまはそんなあなたの心を明るくしてくれます。
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はっぴぃさん
荒井良二
偕成社:本体1300円 |
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ホンドとファビアン
作・絵 ピーター・マッカーティ
訳 江國香織
岩崎書店:本体1200円 |
柔らかい画風は夢の中で遊んでいるような感じです。2003年のコルデコット賞オナー受賞作。
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風さん
ジビュレ・フォン・オルファース作
秦 理絵子 訳
平凡社:本体各1500円 |
1910年の作品。風がハンスと一緒に遊びます。
ハンスはすっかり元気になって“子どもは風の子”自然の描写がきれいです。
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かぜのでんしゃ
絵と文 谷内こうた
講談社:本体1800円 |
目を閉じて耳を澄ませてみましょう。風の中を電車がやってくるよ。
1983年の作品の新装版。
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旅の絵本(」)
安野光雅
福音館書店:本体1300円 |
久々のシリーズ新刊で今回はスペイン編です。
たくさんのスペインの歴史や文学が描かれています。どれくらい見つけられますか?
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ザスーラ
クリス・バン・オールスバーグさく
かねはらみずひと やく
ほるぷ出版:本体1500円 |
『ジュマンジ』の続編。最後のページで走っていた男の子、ダニーとウォルターが主人公です。今度は2人でザスーラという星に飛び込んでしまいます。さぁ、帰ってこれるでしょうか?
前作同様黒一色で描かれています。
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アーサー王の剣
エロール・ル・カイン 文・絵
灰島かり 訳
ほるぷ出版:本体1400円 |
ル・カインのデビュー作。
細密画の作品とうって変わって色の変化のイメージがあふれています。おはなしはアーサー王伝説から。ユーモアもあり、訳文がすぐれています。
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白鳥の湖
ピョートル・チャイコフスキー原作
リスベート・ツヴェルガー再話と絵
池田香代子 訳
Nord-Sub JAPAN:本体1800円 |
音楽チャイコフスキー作曲の原作『白鳥の湖』を絵本にしました。ツヴェルガーファン必読。
オーボエとハープのCDつき。
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中世の城日誌
〜少年トビアス、小姓になる〜
海賊日誌
〜少年ジェイク、帆船に乗る〜
リチャード・プラット 文
クリス・リデル 絵
長友恵子 訳
岩波書店:本体各2400円 |
少年が中世のお城や帆船に乗って冒険する物語がたくさんのイラスト入りで日記形式に描かれています。
文は分かりやすく、建物や船の構造、生活、歴史、その他等々……。フィクションでもあり、ノンフィクションでもあり。とてもおもしろい。
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せかいいちうつくしい
村へかえる
小林豊
ポプラ社:本体1200円
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アフガニスタンの小さな村の少年ヤモ。前作でサーカスの人たちと世界をまわりましたが、とうとう帰ってきました。戦いが終わったというからです。せかいいち美しい村に平和が訪れみんなが帰ってくるように。作者の描いている最後のページは美しく願いが込められています。
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★新刊読み物
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アナベル・ドールの冒険
アン・M・マーティン&
ローラ・ゴドウィン作
ブライアン・セルズニック絵
三原泉 訳
偕成社:本体1600円
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ドール家の人形たち、パパ、ママ、おじさん、弟、赤ちゃん、ばあや、そしてアナベル、7人家族でケイトの部屋に置かれているドールハウスに100年の間住んでいます。アナベルは勇敢な女の子のお人形で、出かけていったまま帰ってこないサラおばさんを探そうとします。ある日、ケイトの妹ノラの部屋のファンクラスト一家と知り合います。一家はプラスチックでできたお人形でした。その中の元気なティファニーとすぐに大の仲良しになり、2人でサラおばさんを探すことにします。人形の特色が生かされた構成のしっかりした冒険物語です。挿し絵も見返しの絵もおもしろい。10才ぐらいから。
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ジュリー
〜不思議な力をもつ少女〜
コーラ・テイラー作
さくまゆみこ訳
小学館:本体1300円
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ジュリーは10才、7人きょうだいの末っ子です。小柄で髪の色も濃く、他の子どもたちと違っていました。姿だけでなくいろいろなことに気がつく、感情の深い豊かな子どもでした。それだけでなくジュリーには予知能力がありました。
オカルティックな話でなく、他の人と違っているジュリーの哀しみと悩みを描いています。ジュリーが元気で前向きに生きていこうとしたとき、いつもジュリーを見守っていた大木が倒れます。10才ぐらいから。
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ハッカー
マロリー・ブラックマン作
乾侑美子 訳
偕成社:本体1000円
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ヴィッキーとギブ、きょうだい2人のパパは銀行のお金を盗んだということで逮捕されます。また、ヴィッキーも先生たちからカンニングをした嫌疑をかけられます。2人は犯人を見つけるために大活躍。犯人は意外な人でした。
コンピューターを使っての物語は現代的です。12才ぐらいから。
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★差別
、戦争、20世紀は戦争の世紀ともいわれましたが憎しみはいつまで続くのでしょうか?
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ぼくのミラクルねこ ネグロ
オスバルド・ソリアーノ作
ファビアン・ネグリン絵
宇野和美 訳
アリス館:本体1000円
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ネグロは僕たち一家が軍事政権のアルゼンチンを離れフランスに来てから友だちにするためにもらってきたネコです。やがて僕たちはアルゼンチンに帰れることになります。ネグロはそのブエノスアイレスやその時一緒に住んでいたネコのプルキを見せてやるといいます。エッフェル塔のてっぺん目指して冒険が始まります。10才ぐらいから。
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『11の声』
カレン・ヘス 作
伊藤比呂美 訳
理論社:本体1400円
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1924年アメリカヴァーモント州にある小さな町でKKK団(クー・クラックス・クラン)によって引き起こされた事件をめぐって11人の声が詩のような形式で書かれています。1920年代(日本では大正9年から昭和4年まで)のアメリカは何でもありの時代でした。そして1929年大恐慌が始まり、貧困と不況の30年代に入ります。アフリカ系の少女レアノラ、ユダヤ系の少女エステル、少年マーリンなどの声が重層的に聞こえてきます。なお、解説に時代背景がしっかりと説明されています。12才ぐらいから。
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二つの旅の終わりに
エイダン・チェンバース作
原田勝 訳
徳間書店:本体2400円
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イギリスの高校生ジェイコブは第2次世界大戦の時にオランダで亡くなった祖父が世話になったオランダ人ヘールトラウに招かれてでかけていきます。そして祖父とヘールト
ラウの秘密を知ります。1995年のジェイコブのオランダでの出来事と1944〜45年のヘールトラウの回想の手記が交互に書かれていきます。戦争という縦軸と安楽死の選択という横軸に『アンネの日記』やゲイの少年との出会い、アムステルダムという町の魅力、聖書やシェイクスピアの作品などが織り込まれて重層的な作品になっています。
1999年イギリスのカーネギー賞、2002年には出版や評論活動に対してアンデルセン賞を受賞しています。15才ぐらいから。
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★うれしい復刊!どちらもちょっぴり人生の哀しみと、けれども心暖かい物語です。
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のっぽのサラ
パトリシア・マクラクラン作
金原瑞人 訳
中村悦子 絵
徳間書店:本体1300円
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10才ぐらいから。
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おばかさんに乾杯
ウルフ・スタルク作
石井登志子 訳
小峰書店:本体1500円
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12才ぐらいから。
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★YA向けおすすめリストの本
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メニューにない本ください!
選定者
中学校国語教諭の橋本悠子さん
小学校図書館司書の高桑弥須子さん
フェリシモ出版:本体1143円
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かなり幅広い本がリストアップされていて、各々うるうる・はらはら・ほのぼの・もの知り・考えるなど各指数がついていておもしろい。
ただしこの指数は読んで自分で色をつけるのです。つまり読書記録にもなります。
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