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★暑い夏が終わり、秋の夜長、読書の秋になりました。まだベッドから離れるのも、さほど苦痛な季節でもありません。夜だけでなく少し早めに起きてお茶を飲みながら少しの時間読書するのも一つの方法です。楽しい本がたくさん出版されました。幼いこどもの日常を描いていたり、ユーモアいっぱい、昔話といろいろな絵本です。
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じゃーん!
トール・フリーマン 作・絵
たなか かおるこ 訳
徳間書店:本体1500円 |
“じゃーん!”こどもは変身が大好き。ロッテは嫌いなことがあると変身してしまいます。
ママは“あら……まぁ!”表情豊かな絵本です。
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ボリボン
マレーク・ベロニカ ぶん・え
みや こうせい やく
福音館書店:本体1100円
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いたずらっ子ガビは何でも壊してしまいます。お医者さんごっこをしてくまのぬ
いぐるみ、ボリボンのお腹をチョキチョキ。包帯を巻いてボリボンはいなくなってしまいます。
ユーモアのある絵がこの絵本が教育的になるのを救っています。描いた人は『ラチとらいおん』の作者です。
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ぼくおつきさまがほしいんだ
ジョナサン・エメット文
ヴァネッサ・キャバン絵
おびかゆうこ 訳
徳間書店:本体1500円
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幼いこどもはお月様を欲しがります。お月様は不思議なものです。お話は良くあるストーリーなのですが、モグラをなぐさめ助けてくれるウサギとハリネズミとリス、仲良しの友達がいてモグラは幸せです。
裏表紙に出版社のマークが入っているのはちょっと残念です。
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つんつくせんせいとふしぎなりんご
たかどのほうこ さく・え
フレーベル館:本体1200円 |
シリーズ4冊目です。つんつく先生、いけないんだぁ……。リスたちのドングリをこっそりポケットに入れて帰ろうとします。そこでハリネズミのおばさんの取り戻し作戦、成功したでしょうか?
変わらずユーモアいっぱいのお話と絵です。
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きんいろのしか
〜バングラデッシュの昔話〜
ジャラール・アーメド 案
石井桃子 再話
秋野不矩 画
福音館書店:本体1200円 |
1968年に出版されたこの絵本は35年近く重版されることなくきてしまいました。色も鮮明になって復刊しました。少しエキゾチックで美しい絵本です。
小学生以上のこどもたちへの読み聞かせにもどうぞ。限定出版なのでお求めはお早めに。
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てんにのぼったなまず
たじまゆきひこ 作
福音館書店:本体1200円
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ある村に貧乏な、けれど絵のとびきり上手なおじいがいました。おじいの描いた絵はみんなを元気にしてくれます。津波のあとの村もおじいの描いたおおなまずが元気をもたらしてくれました。やはり限定出版で出された絵本、型染めの絵は昔話に良く合っています。
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★どの本も読みやすく、挿し絵もいっぱい入った楽しいお話の本です。どれも9才ぐらいから。
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キツネ和尚と大フクロウ
富安陽子 作
長野ヒデ子 絵
あかね書房:本体1100円
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村の学校に新しく来た山野先生、ちょっと変な先生です。そこで武二とキツネ和尚は正体を調べるため学校へ。でも、キツネ和尚だって人間に化けているのだからやっぱり変です。
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ドングリ山のやまんばあさん
富安陽子 作
大島妙子 絵
理論社:本体1300円 |
一方、ドングリ山には“やまんばあさん”が住んでいます。年は296才、とても元気で力持ち。気立てが良くて、山の動物たちと仲良しです。時々人間の世界に降りて大活躍をします。
もしかしたらあなたの町にも現れるかもしれません。
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歌うねずみウルフ
ディック・キング=スミス作
杉田比呂美 絵
三原泉 訳
偕成社:本体1000円 |
ウルフはハニービーさんの家に住んでいるネズミです。歌うのが好きと言うだけでなく、とてもきれいな声で歌います。
ピアノの上手なハニービーさんは、ウルフと仲良しになり、ある日ウルフはケガをしたハニービーさんを助けます。ウルフの本名はウルフガング・アマデウス・モーツァルト、何とハニービーさんが付けてくれた名前もウルフガング・アマデウス・モーツァルトでした。
ゆったりと活字が組んであるので読みやすく楽しいお話です。
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★10〜12才は日本で言えば小学校高学年から中学生へ、まだまだ親の力を借りながら友達を通
して少しずつ社会をのぞき込んでいく年齢です。そんな子どもたちが等身大で描かれている日本の作品は残念ながら今月も見つかりませんでした。
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もう悪口なんかいわせない
クラース・ファン・アッセン作
ユリエッテ・デ・ヴィット絵
西村由美 訳
徳間書店:本体1400円 |
ダーニはとても元気な10才の男の子なので、する事をなかなか周りの大人から理解してもらえません。ダーニのお父さんは廃品回収業をしていて、友達からはそのことでいじめられ、とうとうケガをさせてしまいお父さんにも叱られてしまいます。
落ち込んだダーニは家出をしてしまいます。けれど、風変わりな老人フロベルスさんたちは、ダーニに色々な生き方がある事を教えてくれたのでした。
魅力的な大人がたくさん出てきます。
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わたしのほんとの友だち
エルス・ペルフロム作
テー・チョン=キン絵
野坂悦子 訳
岩崎書店:本体1400円 |
ママが入院したために、夏休みを初めておばさんの家で過ごす10才(?)のズワーンチェ、3人の空想の友だちピーと、隣に住む移民の一家のリカルドが寂しい心をなぐさめてくれるのでした。
けれどリカルドは盗みの疑いで警察に捕まってしまいます。ズワーンチェは何とかリカルドを助けたいと思うのでした。そして一夏でズワーンチェはすっかり成長してママのところへ帰ってきました。
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ノーラ、12歳の秋
アニカ・トール 作
菱木晃子 訳
小峰書店:本体1500円 |
夏休みが終わり、新学期が始まり親友のサビーナと会えることを楽しみにしていたノーラの前に待ち受けていた事件、それは辛く悲しいことでした。
“いじめ”を中心に話は進んでいきます。そしてこの物語の結末は決して良いものではありませんでした。けれど、このことでノーラは母親との絆を強くし、強くなろうとします。エスティーズ作『百まいのきもの』を思い出しました。
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シャングリラをあとにして
マイケル・モーパーゴ作
永瀬比奈 訳
徳間書店:本体1500円 |
11才の女の子、セシーの前に突然現れたおじいちゃん、一緒に暮らすことになるのですがパパは何故かおじいちゃんに冷たく、受け入れようとしません。
病気になって記憶を失ってしまったおじいちゃんは謎の言葉“シャングリラ”とうわごとのように言います。セシーはその言葉を手がかりにおじいちゃんの過去を探り出していきます。そこには戦争という辛い事実がありました。
祖父と父と子、3本の糸が物語をしっかりと紡いでいます。とても暖かい結末です。
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ケンスケの王国
マイケル・モーパーゴ作
佐藤見果夢 訳
評論社:本体1400円 |
決してお金持ちではありませんが、夢を追いかけてマイケル少年と両親はヨットで世界一周の旅に出ました。けれど大嵐に遭ってマイケルは愛犬ステラと海に落ち、流れ着き助けられたところはジャングルに覆われた無人島でした。たった一人いた“ケンスケ”という日本人に助けられたのです。
冒険〜これはマイケルの話、ケンスケが語るのはどうしてここに住んでいるか、それには戦争が大きく関わっていました。けれどこの物語は戦争文学ではありません。むしろ人と人との絆を主とした物語です。
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★貧困・差別
・戦争、世界中で今なお火を吹き続けている中にたくさんの子どもたちは命がけで生きています。そしてその子どもたちがこの地球の未来を担っていくのです。優れた本は私たちにそのことを忘れないように語りかけます。
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どうするティリー?
レオ・レオーニ
谷川俊太郎 訳
あすなろ書房:本体1200円 |
この絵本は以前『ティリーとかべ』として佑学社から出版されていました。
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難民少年
ベンジャミン・ゼファニア
金原瑞人・小川美紀 共訳
講談社:本体1600円 |
アフリカは一つという両親(殺されてしまう)にイギリスへ難民として連れてこられた少年の物語です。少年に手をさしのべるたくさんの友だち・市民・NGOのような組織の人たちが描かれています。
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ヘスースとフランシスコ
〜エルサルバドル内戦を生きぬいて〜
長倉洋
福音館書店:本体1600円 |
難民キャンプで育ったヘスースの20年、とびきりの笑顔と優しい心に溢れた写
真がたくさん入っているルポルタージュです。
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★ことば遊びに詩の本、そして頭を柔らかく、生きやすくなる活力をもらえる本をどうぞ!
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パイがいっぱい
和田誠
文化出版局:本体1300円 |
ことば遊びの詩の絵本、詩のことば遊びの絵本です。シンプルな絵が楽しい。
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でんでんむしのハガキ
まどみちお 詩
かわかみたかこ 絵
理論社:本体1300円 |
92歳のまどさんの新しい詩集、子どもが描いたような挿し絵の中でまどさんの言葉が唱っています。
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注意読本
五味太郎
ブロンズ新社:本体1600円 |
五味さんに言われるまでもなく、世の中には危険が満ちあふれています。皆さん、五味さんの注意をしっかり読んで、しっかり注意しましょう。
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