秋の夜長 絵本をどうぞ(子どもだけでなく忙しいあなたにも)
おおきな あかいなや
マーガレット・ワイズ・ブラウンさく
フェリシア・ボンド
えくにかおり やく
偕成社:本体1200円
みどりのまきばに おおきなあかいなや そこにはたくさんの動物たちが楽しく暮らしています。
穏やかな優しい言葉が動物たちの1日をたんねんに語ります。
おつきさま
作 やすいすえこ
絵 葉祥明
フレーベル館:本体1000円

お月さまにはみんな願い事を言います。
かかしでさえ“こわくない、こわくない、お月さまがみてくれてるから”と言っています。
そう!静かに見守ってくださいお月さま。

愉快な絵本は元気が出る
バートさんの大ぼうけん
アラン・アールバーグぶん
レイモンド・ブリッグズえ
山口文生 やく
評論社:本体1300円

のんきなとうさんバートさん。
そんなバートさんの3つの冒険のお話が描かれています。
静かに聞いてね。
赤ちゃんが寝ているからね。
コミカルな表情が楽しい。

はらぺこおおかみと7ひきのこやぎ
トニー・ロス作
金原瑞人 訳
小峰書店:本体1300円

お話はもちろんグリム童話と同じようだけど、このかあさんやぎも7匹のこやぎも現代調。
だってこやぎはスポーツやサッカーをしているし、最後はおかあさんにドアを開けた罰に耳をぶたれるのです。
とってもおかしい絵本です。

王さまとかじや
ジェイコブ・ブランク 文
ルイス・スロボドキン 絵
八木田宣子 訳
徳間書店:本体1500円
8才の小さな王さまは大臣たちの決めたことがいっぱいで楽しくありません。
でも、ある日カラスに取られたかんむりを取り戻すために大声のかじやを呼びます。
ついでにちょっと考えて楽しい毎日も手に入れてしまいます。
一筆書きみたいな絵ですがユーモアいっぱいで絵に動きがあります。
家・新しい家、そして古から伝わるもの〜家をとおして見えるのは家族です。こんな本を読むとそこは自分にとってなくてはならないものがたくさんあることに私たちもまた気が付きます〜
ねずみの家
ルーマ・ゴッデン さく
たかおゆうこ え
おびかゆうこ やく
徳間書店:本体1300円
メアリーにはイースターのプレゼントにもらったねずみの家があります。でも、そこにいる人形のねずみはちゃんとしているだけでつまらないのです。
一方本物のねずみ、ボニーの家族はたくさんでボニーはいつもはみ出されてしまいます。
もっと大きな家を探してボニーは地下室へ。
挿し絵も良く合っています。7才ぐらいから。
フェアマウント通り26番地の家
トミー・デ・パオラ 作・絵
片岡しのぶ 訳
あすなろ書房:本体1200円
『まほうつかいのノナばあさん』でコルデコット賞をとったパオラの自伝。
5才の時引っ越してきた家、この前後のパオラ自身のことと家族のことが9つのお話になっています。
暖かい作風はこんな中で育ったからだと思われます。もちろんちょっとやんちゃなパオラがいます。
2000年度のニューベリー賞受賞作品です。7才ぐらいから。
アンソニー
〜はまなす写真館の物語〜
茂市久美子 作
星井健 絵
あかね書房:本体1200円
お父さんが亡くなって、龍平さんは仕方がなく「はまなす写 真館」に帰ってきました。
そこにはアンソニーと呼ばれている古いカメラがありました。それに何と時々アンソニーは喋るのです。そして時々不思議なことがこの写 真館に起こります。
7話の連作でどれも幻想的なお話です。
10才ぐらいから。
家族ではないけれど信じられる人はきっといます。そんな出会いはまた他の人をも元気にさせるのです。
耳をすませば
エルケ・ハイデンライヒ作
ベルント・プフアー絵
平野卿子 訳
講談社:本体1300円
都会でお母さんと暮らしているケーテは、大好きなおじさんの所に行くことにします。おじさんは母さんの兄さん、田舎の生活がしたくて出ていったのです。母さんは田舎の生活なんて大嫌いです。
ケーテは汽車の中で動物の言葉が分かるという不思議な女の人に出会い、その人は辛抱強く耳をすませば動物の言葉が分かると言います。それは本当でした。
挿し絵もとても良く合っています。12才ぐらいから。
Xをさがして
デボラ・エリス作
吉川聡子 絵
もりうちすみこ 訳
さ・え・ら書房:本体1300円
カイバーは11才、元ストリッパーだった母親と自閉症の双子の弟と暮らしています。家も貧しく学校や世間の偏見、いじめの中で毎日を戦っています。
カイバーにはXというホームレスの友人がいます。ある事件でカイバーは母親からも理解が得られなくなり自分の行動を証明するためにXを捜しに家を出たのでしたが絶望的になったカイバーをたくさんの見知らぬ 人が支えてくれたのでした。
甘くはない内容ですが、大人が呼んでも考えることがたくさんあります。12才くらいから。
ひと味違った魔法物語
魔法使いはだれだ
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作
佐竹美保 絵
野口絵美 訳
講談社:本体1300円
魔法は厳しく禁じられていて、見つかれば火あぶりにされるという世界、2年Y組に「このクラスに魔法使いがいる」というメモが見つかる。
誰が書いたのか?そして誰が魔法使いなのか?
元気なそしてずいぶんときらびやかな魔法ものはここ相次いで出版された本と同じですが、決定的に違うのは善と悪という二元論をとらずにねじれた世界としているところです。
後のシリーズが楽しみです。12才くらいから。

★今月のチムシリーズ〜嵐の海の色がすばらしい。あと2冊出版されて完結です〜 ★
チムのいぬタウザー
エドワード・アーディゾーニ さく
なかがわちひろ 訳
付録:チム通信『海の風』
アーディゾーニ関連の本
チムひょうりゅうする
エドワード・アーディゾーニ さく
なかがわちひろ 訳
付録:チム通信『海の風』
ボートのおじさんは誰なのか
チムとうだいをまもる
エドワード・アーディゾーニ さく
なかがわちひろ 訳
付録:チム通信『海の風』
チム後半の物語
犬の嫌いな船長さんをどう説得したら良いでしょう。その間に犬はどんどん大きくなってしまいます。
1人で海に行ったジンジャーを助けに行ったチム。でも大嵐に遭った2人は助かるでしょうか?ジンジャー大活躍です。
灯台が変、チムとジンジャーとシャーロット、船長が目にしたものは縛られた灯台守でした。
福音館書店
本体各:1300円

★新しいベスコフの本★
ちいさなちいさなおばあちゃん
エルサ・ベスコフ作
いしいとしこ 訳
偕成社:本体1200円
(原書初版 1897年)
みどりおばさん ちゃいろおばさん むらさきおばさん
エルサ・ベスコフ作
ひしきあきらこ 訳
福音館書店:本体1300円
(原書初版 1918年)
ペッテルとロッタのぼうけん
エルサ・ベスコフ作
ひしきあきらこ 訳
福音館書店:本体1300円
(原書初版 1929年)
1874年生まれのベスコフにとって『ちいさなちいさなおばあさん』は最初の絵本です。とても素朴で困ったような顔のおばあさんはベスコフ自身かも知れません。他の2冊は文章も長いのですがちょっとおかしく楽しい大人たちが登場します。他の本と同様、自然もたくさん描かれています。

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