■会留府のこと〜2004年2月〜
本の間に挟まれていて、店で本を買うと店の人はそれを抜いてしまいます。見ていると捨てているわけでもなく、一般の人には“あれは何をするものぞ?”と、思われる かもしれません。お客様に必要なものではなく、本屋にとって必要なもの、これを私たちは短冊とも、スリップとも言っています。
子どもの本にはどうもじゃまなものです。幼い子どもは本を見ていてじゃまなものだから外して他所へ、時には“ハイ、おばちゃん”とわざわざ持ってきてくれたり、くちゃくちゃにして別の所へ投げてあっ たり……。
スリップを本屋は注文に使ったり、在庫管理に使ったりします。一冊の本に一枚、各々書名、著者名、価格や国際表示番号のISBN、盛り沢山の情報が書かれています。いまは、コンピューター管理が多くなり、出版社への注文の仕方も随分変わりましたが、本屋では店の在庫管理や納品の時にまだまだ必要とします。出版社によって大きさや色が違っていたりするので、束ねて“今日はA出版社の本が売れたなぁ!”などと思ってみたりします。(だから一般のお客様が新しい本なのにスリップの 入っている本を持っていると、私たちはあれ?とおもいます。買った本にスリップが入っているのは?だからです。)
ところでそのスリップを本に入れると頭だけが本からちょびっと飛び出していますが(その部分を「ぼうず」とも言っていますが)気をつけて見ると、いままでは何も書かれていないか、デザインされていただけだったのが最近こんなふうに書かれています。定価○○円税5%、4月から商品は内税表記になるのです。
いまは本の定価は本の裏表紙に定価(本体○○円+税)と表示されていましたが、このままだと税率が変わった時に、この部分を変えるのに大変なお金がかかります。本の定価は出版社が決めることと法律で定められているので、本屋が売った時にやたらと変えることは出来ません。それで裏はそのままで、ぼうずのところを変える、だからこれからは裏とぼうずのところを両方確認しなければいけません。
なんでこんなめんどくさいことをするのでしょうか?これは消費税を簡単にいつでも上げる前段階としか思えません。♪よーくかんがえよう。おかねはだいじだよー♪
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