■会留府のこと〜2003年11月〜
最近のこと、千葉市でとてもいやな事件があった。16才の少女(?)が殺されて焼かれた事件だ。
その少女の出身中学も殺した男と手を貸した少年たちの出身中学も千葉市の公立中学校だった。会留府はわずかだけれど市立の小・中学校の学校図書館へ納品しているし、先生で店へいらっしゃる方も多い。今回、どちらの中学校へも行っていないが、その中学出身の人や学区の人たちが何人かいる。両者に共通していたのは育った家庭状況やまわりの状況が良くなかったことだ。
ひと頃の市立中学校の中には、いわゆる荒れている状況の学校があり配達にいって警察の人や車とでくわしたりということが時にあり、図書室は専任の先生も司書もいないので、管理上鍵がかかっているのがあたりまえで、こんな状態で本好きな子どもを育てようなどとても無理な話だと思っていた。ここしばらく落着いているのかなぁと思っていたが、表面にでない、ださないだけの状態で子どもたちの荒れかたは変わっていないという。むしろ前より深刻になっている。
問題(?)をおこす子どもがどんどん低年齢化してきたこと、(小学生のタバコやアルコールの話を聞く)暴力団とドラッグがからむことがあること、驚くほど子どもに無関心な親がふえたことなど、ここ5年位の間に急速に状況が悪くなっていて、特に幼い時から親の愛情をうけない、受けられないどころか虐待に近い中で育っている子どもがふえているとの話がでる。
ちゃんとした食事が与えられない。夜子どもが家で寝ているかどうか親は知らない。かとおもうと、毎日塾とおけいこで力以上の欲求に自分は能力のないダメな人間だという思いの子どもも多い。淋しくて自分を受け入れてくれるいごこちの良い所を求める(たとえ見せかけでも……)。
家庭をなんとかしなければといわれるけれど、もうそんなことをいっている段階でないのではないだろうか。公的な所人を増やして力をつけ子どもたちの環境を作っていかないとだめなのではないだろうか。もう個人だけの問題ではない。たとえば保育士を増やす、教師を増やす。そして、1対1により近いかかわりが子どもたちと持つことができるようにする。
本が心の栄養ならば保育所にしっかり本を揃えて1対1で読み聞かせをしてやる、抱っこしてやる、遊んでやる。ブックスタートもよいけれどもっと子どもたちの成長にかかわことのできる方法はないだろうか?あるライオンズクラブがその地域の保育所に本を送り続けている。毎年クリスマスにサンタさんになって本を送っている。
サンタさん、サンタさん、どうぞ子どもたちにお金と愛情をかかえてきてください。そんなサンタさん、何人いてもよい!!
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