■読者のページ〜2004年8月〜

中一の長男に何かおもしろい本ないかと聞かれたのですが……。

本人は今まで『ハリーポッター』『デルトラクエスト』『ダレンシャン』『バーティミアス』『セブンタワー』などが好きでずっと読んでいて、最近は『バカの壁』『世界の中心で愛を叫ぶ』を読んだところです。夏休みになるのでいろいろな本を読んで欲しいと思っているのですが。

息子さんが言っているおもしろいの内容がよくわからないのですが、あげられている本はどれも話の運びが速く、わかりやすく、よく読まれている本ですね。次の『バカの壁』などの2冊は誰かに薦められてのでしょうか?それにお母さんさんの薦める本を読むのでしようか?そこらへんがよく解らないので、あまり満足してもらえる答えにならないかもしれませんが……。

中・高校生位に本を薦めるのはとても難しいです。特に中学生。理由は、

年齢的なこと 身体的変化が著しいので性の問題をどうあつかうか。
個性がハッキリしてくる。男の子はフィクションよりノンフィクションの本に関心を示すが、この年齢の子どもに薦められる本が少ない。
子どもを取りまいている読書状況、部活と受験でいそがしい。まとまった時間が取りにくく、じっくり長編を、というようにならない。
親の過干渉、または放任。これは読書だけには限りません。
アドバイスできるおとながいない。学校の教師、図書館の司書などもこの年齢の子どもにアドバイスができていない。

親への質問です。

ここにあがっている本、親はどのくらい読んでいますか?
父親、母親この位の年齢の時、どんな本を読まれましたか?
自分の好きな本を子どもに薦めた事がありますか?
どうしていろいろな本を読ませたいのでしょうか?

私がアドバイスできるのは次のことです。

子どもに読め、読めといわないで親が読む姿をみせること。
家庭で本の話をすること(するからには当然読まなければならない。)
親が選書して与えるのがかならずしも良いとはかぎらない。時にはおもしろくないものにぶつかるかもしれないが自分の身体を使って自分で判断して読んでみる。借りるのも買うのも自分でする。
一緒に図書館へ行くのも良い。行き帰りは一緒でもなかでは別行動をとる。
お薦めといわれればなんといっても私は『ホビット〜指輪物語』か好きなので中学生位には読んで欲しいのだが、これはあくまで私の希望です。

阿部裕子