■読者のページ〜2004年6月〜

清水真砂子さんの講演を聞いて

私にとってあの講演は大変納得のいくものでした。勿論、 年令も近いし時代的にも同じ空気を吸っていますから、それだけでもすべてに違和感はないのですが、作者グウィンの実人生をのぞかせていただいたこと、そして清水さんの学生さんとのやりとり等、とても興味深く伺いました。

そしてなんといっても心に残った言葉は、なぜ5巻目がああいう話になったかという点に関して、作者グウィンの「もし、この世に希望という物があるのだとすれば、名もない人たちの中に唯一、それが残っている」という言葉が得られたことでした。これはホントに納得です。私自身も個人的にそれを感じ出してきていました。生活する中でその一コマを発見できた日は一日、元気でいられます。また、自分も大きな活躍でなくヒソヒソと自分自身を耕すことに気を配ってみることにしようと思うようになりました。

成田市 本多

我が家の旅

先日(ずっと前になりましたが)は清水さんの講演会、本当にありがとうございました。生のお声を聞きお姿を拝見し、ますますファンになりました。清水さんの翻訳に力があるわけが分かったように思います。私も少し力をいただいた気がいたします。

さて、連休は思わず家族4人+おばあちゃん×2で山口方面に大旅行をしてしまいました。我が家の旅は、いつもユースホステルを使うのですが、今回もインドネシア人のお嬢さんと知り合い、イスラム教徒とのことですが、「神さまはみんな同じ」というとても深いすてきなことばをもらいました。また、津和野では、まずしい藩の中で全ての人が少数の人々に力を注がざるをえなかった。その中で生まれた偉人であったり、津和野和紙であったりということを語ってくださった紙布屋のご主人のことばが印象深かったです。

雨ということもあり、見たところは限られてしまいましたが、金子みすずの故郷、青海島のすばらしい景色、念願の山間の村々の棚田、秋芳台のおもしろい地形、山口の安野光雅美術館でのひととき、SLののりごこち。そして特筆すべきことは、アクアライン経由、羽田行きバスの車窓から見えた一面 の水田が豊かに水をたたえている姿の何とすばらしかったこと……。

これからまた忙しくなる日常を前に本当に目にも心にも栄養になる旅でした。

千葉市緑区 湊