■若い人からのお便り〜2005年1月〜

★守り人シリーズを読んで

私は最近、上橋菜穂子さんの《守り人》のシリーズを読みました。面白かったので今回はそのコトについて書いてみようと思います!これから読む人も居るかの知れないので(これを読んで、読んでみてくれたら嬉しいですし……)内容についてはあんまり書きませんが、絶対面白かったです!!夢中で読めたのは何でかな〜と考えると、面白かったから!なのですがそれじゃあ小学校一年生のようなので、いくつかこんな所が……と言うのを挙げてみます。

まず三冊とも同じ登場人物が出てくるところです。話の中で「あの時誰と誰がどうで……」なんていう時“そうだった、そうだった〜!”と思いながら読むのは登場人物と一緒に時間をすごして来た様ですごく楽しいし、逆に「過去にはあんなことも有ったから……」と言うのが始めの頃からポロポロ出てきて、“何のコト??”とか思っていたのが後になって分かるのも同じように楽しいです!ちょっとずつ分かって行って一編に全体が繋がった時なんか、何にも知らない人に報告したくなるほど嬉しいものでした。

あと、登場する場所の地理がはっきり分かるところです。読めば読むほど鮮明にドコに何が有ってそこからどのくらいの所に何があって……と、まるで毎日歩いた道のように分かるようになります。そして、そこに暮らしている人たちの歴史や現状、国民性(??)みたいなところまで分かっちゃうんです〜!!しかも、それがなんて言うか……。説明文みたいな文章……この街の人たちは皆何とかな人だ。……みたいなのは入ってない事まで次々分かってきます。でも私は知ってる〜♪♪って言うのが楽しいんですよね〜!!

他にもいろいろ魅力がありましたが、それは読んだ人にしか分からないところを含めないでは語れないので……今回は省略って事にします。これを読んで、何を言ってるのかイマイチわからない……と思った人!《守り人》読んでみてください(>_<) きっと私と同じように語れるようになります!(嬉しくないか……)多分読む人によって頭の中に広がる世界が違うと思うんです。だから具体的な事に触れない様に書きました。私が書かなかった部分、何が言いたかったか是非、是非!読んで分かってください♪♪

余分な事になるかもしれませんが……⇒私は《守り人》のシリーズを読むずっと前に《神の守り人》を二冊読んだことがあります。この話は、《守り人》を知らないと良く分からなくて、十分楽しめないと思うので、もしこれから読む人は、続けて読んだ方が絶対いいですよ。私もこれからもう一度読もうと思ってます。

from⇒ミドリ

★あけましておめでとうございます。五十嵐敬也です。

NHK『真剣10代しゃべり場』の収録は順調に約半分終わりました!学業との両立が体力的にキツイですが、年が明けていよいよ第17期の放送が1月14日から始まります。襲いかかる困難、走り抜ける衝撃、少年の運命やいかに!(謎)どうか皆様ぼくの生意気な言い分を茶の間で見守ってください。そして2005年もこの連載をよろしくお願いいたします。

最近、心なしか図書館にいる学生の割合が減ってきているような気がする。数値などで具体的にわかるわけでも、毎日学生の数を数えたわけでもないのだが、とにかくそんな雰囲気がする。ぼくは昔から本は好きだ。というより、字を追うのが基本的に好きである。世の中にはたくさんの情報がある。科学技術が目まぐるしい勢いで進歩しているらしいこの世の中で、情報を伝える技術も日々便利になっている。キーを何回か叩くだけで膨大な情報を得ることができる。しかしこれだけ恵まれた情報を得る環境にありながら、今の人たちが頭の中に持っているものは案外少ないらしい。

10代の学生のほとんどは、特別な場合を除いて今の学校生活に満足していると思う。学校に行けばそれなりに話す人がいるしぃ〜授業はまぁそれなりにやってるしぃ〜みたいな。今現在ぼくが10代の若者であるという立場から、同じ10代の若い人たちを見ていて思うのは、「想像力」とか「好奇心」など「新しいものを作り出すチカラ」を持っている人たちが圧倒的に少ないということだ。みんな何となく、大きな流れに乗っかっているという印象を受ける。「流行」というものがこの社会に襲来し始めてから、もう随分になる。現在のぼくの学校、ぼくの学年の流行は、「反教師・反校則」というものだ。みんな無意味に教師に反発したり、校則を破ったりする。(おもしろいことに、この「校則の違反の仕方」というのが皆ものの見事に同じなのだ。)「真面目」は「ダサい」とされ「不良」は「正義」と定義されているようだ。ぼくには、そういう彼らや彼女らの行動が愚かにしか見えない。ぼくは理由のない反抗というのが何よりも嫌いなのだ。だからぼくは今の学校が嫌いである。(もっとも授業は好きだが。)でもぼくはこのくだらない状況から抜け出す方法を知っている。それは、知るということ、「本を読むこと」だ。

情報を伝える媒体はいろいろある。しかしその中でも、本というものには「特別な何か」があるような気がしている。時に図書館で、時に本屋で、立ち並ぶ本棚の中に自分の好きな本を見つけた時のあの喜びといったら!そんな体験の中で育まれるものというのは、ぼくはとても強くてきれいなものだと思う。数学の証明問題を解いたことはあるだろうか。この問題を解くには、事前に情報が必要となる。三角形の合同条件・内角の和=180°・二等辺三角形の底角は等しいetc……。これらの前提なしで、これらの問題を解くことはできない。それらがなければ絶対に、見えない世界が、確実にあるのだ。「知るということ」もぼくは同じであると思う。持っている情報が少なければ、「自分の意見」というモノを構築することはできない。そしていつまでも少ない情報の中の、狭い価値観の中で生き続ける。「知る」という行動を通して人間は「新しい世界」を見ることができる。「自分が、また自分たちが絶対に正しい」という幻想から解放される。それは自分自身を見つめ直すことにもつながるのだ。そうだ!2005年も本屋に行こう。

ニュース

NHK
『真剣10代しゃべり場』
に出演します!

NHK『真剣10代しゃべり場』という番組をご存知ですか?金曜日夜11:30からNHK教育テレビでやっている10代の若者の討論番組です。その『しゃべり場』の17期レギュラーメンバーになりました。放映は1/14からで、毎週金曜日連続11回出演させていただきます。是非ご覧になり、いろいろご意見などお寄せください。

連絡先『The Date Line Club』五十嵐敬也
ohkun_knk@yahoo.co.jp
特定非営利活動法人『国境なき子どもたち』
http://www.knk.or.jp/