
■若い人からのお便り〜2004年11月〜
このシリーズは『黄金の羅針盤』『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』の3部作になっています。私はもうすぐ『神秘の短剣』の下巻を読み終わるのですが、とても面白い話ですが、内容は書かない事にしました♪もったいない から……★彡 私は長編のファンタジーを読むのが苦手な方です。出てくる土地や登場人物の名前が多くて、場面が切り替わった時に「あれ……?この人前出てきた時どんな状況だった?」とページをさかのぼったり、久しぶりの登場だと「あなたはだ〜れ?」と思ってページをパラパラめくったり……となってしまうのが理由かと思います。いっきに読んでしまって物語りにどっぷり長時間ひたっていれば前の方で読んだ事も忘れないハズなんですが、多くの場合私は、いっきに読むにしても量は1冊からその半分くらいだし、ちょっと空いた時間があるごとに5〜6ページづつ読み進めたり、丸2日位間が開いたり……みたいな事も少なく無いので始めに書いたような困った事になりがちです。1日とか半日時間が空いている日を見つけていっきに読破するのが私の考える所では一番楽しめる読み方でしょう。 そう考えると、映画はファンタジー向きかな、と思いました。途中で区切らないし、誰でも集中するような環境で始めから終わりまでいっきに見る訳だから……。 話は少しずれますが、私はやっぱりシリーズモノの映画も苦手です。1回づつ完結していればイイのですが<続く>って言われてから1年とか半年経って待望の続編!と言われても「次はどうなるの?!」というドキドキは薄れてしまった後でそんなに魅力的に聞こえないんですね。(^_^;) 話を本に戻します!!いっきに読みたい!とはいつも思います。だけど実際6冊の文庫本を読みきるには結構時間が掛かるものです。それだけの時間を十分に取るには少し前から予定に入れておく必要があります。でも、本って「よし!この日に読もう!」と決めて「今日中に読むぞ!」気合を入れて読むのも何か変な話。しかも、この日は読書の日と思っても他の予定が入ればそちらを優先してしまう事が多いし……。 急に予定が開いた日なんか長編小説向きかなぁ……。と思います。こんな事を考えながら私はゆっくりマイペースにあれれ?と思いながらこのシリーズを読んでます。クライマックスの『琥珀の望遠鏡』こそいっきに読破したいです!でもそれが 出来ないにしても何しても続きが!最後が!気になります〜。
出発前、一番気になっていた「ビルディングトゥギャザー」。今回はその土地を見学することができた。その土地は「若者の家」から、バイクで少し走ったところにある。もともと水田だった土地らしく、部分的に水溜りが残ったりしていた。土地は、細長い長方形の形をしていて、今現在、となりの土地とはほとんど何の境もない。隣の土地で、杭につながれていた牛さんたちは、縄の長さをいい事に、ぼくらの夢の家(建設予定地)に不法侵入し、草を食んでいた。(ぼくたちは「サイッコー」=クメール語で牛肉という意味の言葉を、牛に対して連発していた)この土地には、現在の「若者の家」に代わる施設や、職業訓練施設のようなものをあわせた施設が建つ予定だという。「若者の家」の子どもたちは、設計図に書かれたポイントに、一本一本正確に杭を打つ作業をしていた。
「若者の家」女子には、うちの母&片岡さん特製のブレスレットと巾着袋を全員に渡した。その時の表情は読み取れなかったが、喜んでくれたことは間違いない。なぜなら、次の日女子の家を訪れたら多くの子がブレスレットをつけてくれていたからだ。
ぼくたち毎日「若者の家」に通い、ある日はみんなで折り紙細工をしたり(作り方は 香菜さんが教えてくれた)ある日は土砂降りのスコールの中サッカーに興じたり(3人のうちやったのはぼくだけだけど)純粋に楽しい気持ちでいっぱいだった。だけど時間の流れは意外に早く、別れの時間がやってきた。バンコクに行く日の前日、「朝が早いので、お別れがゆっくりできないかもしれないから」という理由で「若者の家」女子に挨拶をしにいった。その時ぼくは始めてカンボジアで自転車に乗った。「若者の家」男子には、自転車や、スタッフが乗るバイク(もっともカンボジアではバイクに年齢制限も免許もないが)をしまう車庫のようなものがある。そこから3台自転車を借りて、女子の家に行った。ちょうど日が西に傾きかけて、夕陽がきれいになりはじめた頃だったと思う。ぼくたち3人が自転車で女子の家に行くというとソンボンも、用心棒よろしく無言でついてきた。若者の家のみんなとも、女子の家で飼っているチビ黒犬のティモーとも、男子の家で飼っているトモコとも、しばらくの間お別れだ。そう思うと少し感傷的な気分になった。でもぼくはここにまた戻ってきたいと思った。感じた気持ちは確かに本物だと信じたから。 次の日、ぼくたちはバッタンバンを出発した。「若者の家」女子には結局、もう一回お別れをした。別れ際に女の子たちが、彼女たちの「大切なもの」を、ぼくたちにくれた。カセットテープ、貝殻、手紙……。それらを手に抱えながら、ぼくたちを乗せたバンは出発した。 ……香菜さんは泣いていました。三宅さんは黙っていました。ぼくは外の景色をみ ていました…… 途中ぼくと三宅さんの髪を切ってくれたトゥリアー君の店に寄り挨拶を交わし、ぼくらはバッタンバンからプノンペンに向かった。プノンペンの市場で買い物を手早く済ませ、最後にプノンペンにあるもうひとつの「若者の家」を訪ねた。そこでは専門的な教育を望む人たちがここで暮らしながら、勉強をしているそうだ。プノンペンの「若者の家」の皆さんがぼくたちを見送ってくれ、そしてぼくたちはカンボジアを発った。 ぼくたち3人の今回の旅はこうして終わりました。帰ってきて今現在ぼくたちにできること、一番簡単で最も重要なのは、今回の体験や感じたことをできるだけ多くの人に伝えることです。ぼくは今「作文」や「報告会」という形を少しずつ実行しています。今はまだ言葉で表しにくいけど、確かにぼくたちの中では何かが変わったはずです。自分なりの考えを深めて、これからも自分にできることを、ぼくはやっていきたいと思っています。
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