■ボストン便り〜2003年5月〜

ひょんな事からボストンに留学することになってしまった親子3人です。

実態は次第にこの文章のなかで明らかになっていくと思いますが、直前まで渡米に懐疑的で何の準備もせずにいて、いきなりローガン国際空港に降り立ってしまった我が家の体験を楽しんで頂ければと思います。

きれいな青空の日曜日。昨日の吹雪とは大違いです。雪で見合わせていた息子のサッカーグッズの買い出しに出かけることにしました。と言ってもお出かけは昼頃からです。意外なことにアメリカは日曜日の営業時間が12:00〜6:00位 のお店が大多数です。日曜日はあまり朝から買い物しないのがアメリカ人なのですね。

日曜日といえばボストンではお酒も売っていません。酒屋さんは休み、スーパーマーケットのお酒売り場はしっかりチェーンでロックされています。これは禁酒法の名残らしいのですが、マサチューセッツ州では法律で日曜日のアルコール販売が禁止されています。

さて。渋滞に引っかかって12時にはまだ車の中。ラジオを聞いているとなぜか1時のニュースをやっています。……しまった。今日からサマータイムだったんです。ってまだ雪積もったりしてどこがサマーだか聞いてみたいところですが、正式名称はDaylight saving timeで夏とは関係ないと言われるのが関の山です。アメリカは広いからしょうがないですね。というわけで今月からボストン生活のあれこれをお伝えいたします。

アメリカ、球技とくれば大抵フットボールか野球かバスケットボールなのですが、このボストン郊外の街では不思議なことに近所の子供達はサッカーしかしてません。東海岸では着実にサッカーも根付いているようで、アメリカまで日本代表ユニフォームレプリカを持ってきた息子には好都合。早速市の教育課がやってる週末のサッカーチームへエントリしました。

練習初日から対外試合という楽しいスケジュールなのはアメリカだからか飽きっぽい小学校一年生相手だからかは解りませんが、その割にShinguard(すねのプロテクタ)とCleats(スパイク)が必須だったりしてちょっと気合いも伺われます。

スポーツ用品店はシーズン開幕準備の同じような親子が集まってきていました。郊外のこのお店では野球、アメリカンフットボール、バスケットボールとサッカーは用具の陳列棚が同じくらいの大きさでしたから、"プレイする"スポーツとしてのサッカーの普及度はかなりと見ていいと思います。

一番小さなプロテクタとスパイクとソックスを買ってあげたら息子はもう大喜びで、完全装備の記念写 真撮影となりました。

市のプログラムなのですが、大体チームは学校単位なので息子のチームはお友達がいっぱいで、今から"キーパーをやるんだ"と気合いが入っています。亥年生まれの猪突猛進タイプなのでフォワードが良さそうなのですが……。

アメリカでは小学生がお友達と放課後に遊ぶチャンスがあまりありません。この州では12才以下の子供は絶えず保護者がついていなければいけません。"初めてのお使い"なんてさせたら警察沙汰になってしまいます。エスカレーターで息子が一人でちょっと先に登っただけで、周りにいるおばさんが彼に"お母さんかお父さんはどうしたの?"と聞いてくるくらいです。子供同士が遊ぶにはPlayDateと言って、子供がたとえば"Natと遊びたい"と親に言います。そこで双方の親同士が協議し、何日にどちらの家で遊ぶかを決め、ちゃんとその家まで連れて行って、迎えに行かなければなりません。

お友達と個人的に遊ぶにはこれだけの手順が必要なので毎日PlayDateをする訳にもいかず、みんなと遊ぶにはできるだけこういった課外活動に参加する必要があります。というわけで、息子のスケジュールはただいま火曜日がチェス、木曜日と土曜日がサッカー、金曜日が屋外観察のアクティビティと詰まっております。

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ボストン在住ひいらぎさん一家
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