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★ただ文があって、絵がそれについているだけで絵本と言えるか?それにしても絵本の絵には楽しみがいっぱい。
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まーくんとくま
ジェズ・オールバラ 作・絵
野口絵美 訳
徳間書店 :定価1,575円
(税75円)
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まーくんのたいせつなくま、森の中で見つけたのは大きなおおきなくま、くまが森で見つけたくまは、小さなちいさなくま。
“あぁ、ぼくのくま!”“きゃ!こないで!”シンプルな文とユーモアいっぱいの絵です。
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ジャイアント・ジョン
アーノルド・ローベル 作
福本友美子 訳
文化出版局:定価1,365円
(税65円)
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1964年に出版された絵本です。踊るのが大好きな妖精たち、魔法の音楽を聴かせるとジョンは踊りたくてたまらなくなり止めることが出来ません。お城も壊れてしまいます。さすがの妖精たちも……。
ローベルの絵本、色は地味だけれどそれだけに思わずウフフと笑ってしまいます。ローベルファンはこれがいいのです。
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魔女の子どもたち
アーシュラ・ジョーンズ=文
ラッセル・エイト=絵
みはらいずみ=訳
あすなろ書房:定価1,365円
(税65円)
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さあ、大変、いたずらな魔女の子どもたちがやって来た。3人とも魔法をかけてみたいけれど、困ったことに魔法を解く方法は知りません。
絵の表情も動きもユニークたっぷり。楽しい絵本です。
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はだかの王さま
アンデルセン作
バージニア・リー・バートン絵
乾侑美子 訳
岩波書店:定価1,785円
(税85円)
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有名な物語ですが、丁寧な訳文になっています。紙質のためでしょうか、バートンの1949年の作品としては色が鮮やかな明るい絵本になっています。
ユーモアに富んだ絵が連続して画面いっぱいに広げられていて、何度も絵を読み解く楽しみがあります。
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森のなかへ
アンソニー・ブラウン さく
灰島かり やく
評論社:定価1,365円
(税65円) |
ブラウンの絵は人が本を読むと言うより、読む人の心を見ているような描き方をされている絵本が多いので何か不思議な気分になります。
しかも不安と怒りと哀しみの描き方はセンダックの絵本と共通のものがあります。文にも絵にもたくさんのものが描き込まれた絵本です。
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★ゆっくりと、いや、元気に唱えましょう。絵と文が良い関係で何倍にも楽しい絵本になりました。
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いろはにほへと
文・今江祥智
絵・長谷川義史
BL出版:定価1,365円
(税65円)
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おさむらいのいた昔のはなし。かっちゃんは字を習いました。“いろはにほへと”初めて覚えた字です。いっしょうけんめいに言いながら歩いていたので、おさむらいにぶつかってしまいます。そのおさむらいもつられて“いろはにほへと”と歩いているうちにぶつかったのは……。
人も馬もともかくみんな豊かなおもしろい表情でいっぱい。
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寿限無
斎藤孝・文
工藤ノリコ・絵
ほるぷ出版:定価1,260円
(税60円)
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今では幼い子どもまでが唱える“じゅげむ”。また違った“じゅげむ”の絵本です。言葉の意味も含めて絵を読む絵本になりました。
色々と描き込まれている絵を探しながらページをめくる楽しさ、それにしても改めて長い名前だね。
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クヌギおやじの百万年
文・工藤直子
写真・今森光彦
朝日出版社:定価1,300円
(税62円) |
そっと耳をすましてごらん。
クヌギの木やたくさんの生き物たちの話が聞こえるよ。
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★人と動物の間のきずな、特に犬との関係はたくさんの物語を生みました。それらの物語は人に何を教えてくれるのでしょうか。
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ビュンビュンきしゃをぬく
アーナ・ボンタン&
ジャック・コンロイ文
バージニア・リー・バートン絵
ふしみみさを訳
岩波書店:定価1,785円
(税85円) |
ビュンビュンは世界一足の速い犬。機関士フリスコの犬というよりフリスコの一部です。だから一緒に仕事をしたいというのに駅長はだめだと言います。ビュンビュンは機関車より速く走るということを証明することになります。
1942年に出版されたバートンの絵本です。あっ、『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』がいます。
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名犬レッドシリーズ
名犬レッド
ジム・キェルガード 著
角邦雄 訳
スズキコージ 絵
いたずらマイク
ジム・キェルガード 著
角邦雄 訳
スズキコージ 絵
ショーンの大冒険
ジム・キェルガード 著
槙朝子 訳
スズキコージ 絵
ブッキング:定価各1,680円
(税80円) |
ヤマナラシの森の掘立小屋に住んで、狩りや手間賃仕事でその日暮らしをしているロスとダニー親子とアイリッシュ・セターのレッド、シーラの間に生まれたマイクとショーンをめぐっての人と犬の物語です。
雄大な自然の中で自分らしい生き方を頑ななまでに守って生きていく親子、たくさんの困難を乗り越え才能を開いていく犬たち、訓練や遭難、凶暴な熊との対決。
ドキドキする場面も多く、動物の物語+冒険小説です。12才ぐらいから。
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青いイルカの島
スコット・オデル作
藤原英司 訳
理論社:定価1,680円
(税80円)
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1966年出版された本の再販です。1835年から53年までロサンゼルスから120キロにあるサンニコラス島で18年間たった一人で犬ロンツーと暮らしていた少女の実際にあった話が元になっています。
そこで生きている動物たちは少女が生きていくための糧でした。そして友だちでした。12才ぐらいから。
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星空から来た犬
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
原島文世 訳
早川書房:定価1,785円
(税85円)
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11月にジブリで映画になる『ハウルの動く城』の著者ジョーンズの初期作品です。天狼星シリウスははかりごとから有罪になり地球の犬に生まれ変わり、間違って落としたゾイ(?)を取り戻してくれば星人に戻れることになる。ゾイを求めて地球に犬として下り立ったシリウスは孤独な少女キャスリーンに助けられ、ゾイを探すがシリウスを亡き者にしようとする者たちに追われる。
ジョーンズの作品はどちらかというと登場人物も多く、華やかなものが多いのですが、この物語はシンプルでキャスリーンと犬(シリウス)の友情が胸を打ちます。10才ぐらいから。
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花の魔法、白のドラゴン
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作
田中薫子 訳
徳間書店:定価2,520円
(税120円) |
ジョーンズの作品は今月もう一冊『花の魔法、白のドラゴン』が出ましたが、こちらは『大魔法使いクレストマンシー』シリーズのように多元世界が舞台になってアーサー王伝説が取り入れられた長編物語です。謎解き、冒険、たくさんのものが盛りだくさん。
ジョーンズファンには嬉しい作品です。12才ぐらいから。
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わたしのくまさんに
デニス・ハシュレイ文
ジム・ラマルシェ絵
今江祥智 訳
BL出版:定価1,365円
(税65円) |
本を読んでもらっているくま、ちょっと首をかしげて秋風が吹いて、ときどき鳥の声がします静かな心落ち着く風景、子どもが本を読んでもらうというのはこんな喜びかもしれません。
プレゼントにもおすすめの絵本です。
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★今月の物語はさまざまな内容の話ですが、どれも元気な子どもたちが出てきます。
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ソフィーとカタツムリ
ディック・キング=スミス作
デイヴィッド・パーキンズ絵
石随じゅん 訳
評論社:定価1,365円
(税65円) |
ソフィーは4才の女の子。そう、長くつ下のピッピを幼くしたような子。元気で、しっかりしていて、心やさしい、それに生き物が大好きです。ソフィーは小さい小さい黄色いカタツムリを見つけます。女牧場マンになるつもりのソフィーは“ぼくじょうちょきん”を始めます。双子のお兄ちゃんたちはできっこないとバカにしますが、ソフィーはしっかり頑張ります。
7才ぐらいから。
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樹のことばと石の封印
富安陽子
偕成社:定価1,470円
(税70円) |
信田家のシリーズ、第2巻目。シノダ家の3人の子どもユイ、タクミ、モエは風の耳、時の目、魂よせの口を持っています。開かずのタンスから呼び寄せられた3人の前に現れたのは石に変えられた人々、そしてお屋敷から姿の見えなくなった館主と気味の悪い女の人でした。ハラハラする冒険が繰り広げられます。
10才ぐらいから。
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海のはてまで連れてって
アレックス・シアラー
金原瑞人 訳
ダイヤモンド社:定価1,365円
(税65円) |
ぼくと双子の弟クライヴはお母さんが死んでから、お父さんが船で働いている間おばあちゃんの家に預けられています。でもある日、内緒で父さんの船に忍び込んでついていくことに……。
冒険とユーモアの物語。おしゃれな装丁です。10才ぐらいから。
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スピリット島の少女
〜オジブウェー族の一家の物語〜
ルイーズ・アードリック作
宮木陽子 訳
福音館書店:定価1,785円
(税85円) |
天然痘のため、スピリット島でたった一人生き残った少女オマーカヤズは、今ではアメリカ先住民のオジブウェという部族で育てられて父と母とばっちゃと姉、弟、赤ん坊の家族がいます。
この物語は『大きな森の小さな家』インガルス一家の物語と同時代のアメリカ開拓の生活を先住民の少女の目を通して書かれています。だから自然の厳しさの中の生活だけでなく、白人との戦いもあります。
自然の中の生活、クマやカラス、姉や弟への気持ち、再び白人の持ち込んだ天然痘で大好きな弟と友だちを亡くして悲しむオマーカヤズにタローおばさんは秘密を話します。再出発と旅立ちの朝、とても感動的な物語です。
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