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★絵本のおすすめ、新刊たった1冊きりしかありません。こんな月もめずらしいことです。
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デザートタウン
文/ボニー・ガイサート
絵/アーサー・ガイサート
訳/久美沙織
BL出版:本体1500円
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この小さな町シリーズも4冊目になりました。今回は北アメリカの砂漠の町が舞台です。
西部劇でおなじみの小さな町の夏の日から始まります。赤茶けた自然とそこに暮らしている人々の一年が丁寧に描かれています。
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★装丁を見た限りでは幼い人たちの本のように見えますが、内容はなかなか、大人が読んでも思うことがたくさんです。そして、どの本もちょっとおかしくユーモアいっぱい、絵が良くあっています。10才ぐらいから。
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おさるのもり
いとうひろし作・絵
講談社:本体1100円
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ぼくはおさるです。ぼくのくらしている島にはおおきなもりがあります。妹は木登りの練習です。
ぼくがはじめて登った木を使えば、妹は木登りができるようになると思い、おじいちゃんにきいてみました。このシリーズも7冊になり、あいかわらずほのぼのペースの物語です。
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はりねずみイガー・カ・イジー
作・おのりえん
絵・久本直子
理論社:本体1200円
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はりきりイガーか、よわむしなイジーか、くまのダウンヒルさんが出会ったはりねずみは2つの名前を持っていました。
イガーははりきりさんですが、時々イジーという弱虫はりねずみになります。一体どっち?両方ではいけないのかなァ……!?
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海の銀河
ときありえ=作
講談社:本体1500円 |
〈海の中のできごと、転校生=蟹本くん、メバルくんとみた星々、ケララパンはほんとにいるか?、死んでしまったキュウセンさん、まいごになったぼくとカワハギのチョボくん、ニナガイのニナちゃんとキンチャクフグのブッちんのはなし、名ピアニストベルナールに会ったこと、ぼくはハナ子が好きだ。〉
海の銀河で起こった7つの話が入っています。透明感のあるこの海の話は夏の終わりにふさわしく、作者が描いている絵も海の幻想物語そのままです。
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ぼくはきみのミスター
作トーマス・ヴィンディング
絵ヴォルフ・エアルブルック
訳 小森香折
BL出版:本体1300円 |
犬用のお皿、食べ物、犬小屋、みんな嫌い。好きなものソファー、ベッドで寝ること、テーブルで食事すること、そしてなんとお話を聞くこと。そんな犬と生活するはめになったぼく。犬は言う“ぼくはきみの友だちじゃないか!”
物語の中にぼくが犬に語るイソップ風であり昔話風の話が10話入っています。ウィットに富んだとてもユニークな友情物語です。
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★夏にふさわしい冒険物語です。ドラゴンやカエルの変身や花火師と魔王、ダークホースの秘密などドキドキしながら楽しく読むことが出来ます。
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ジェレミーとドラゴンの卵
ジェニファーと不思議なカエル
ブルース・コウヴィル作
金原瑞人 訳
講談社:本体各1400円 |
主人公が普通の男の子、女の子というのがいいです。謎のマジックショップで手に入れたものは……ドラゴン、そして醜いヒキガエル、当然嫌いでも捨てることはできません。
いろいろな事件が起こりますが、いつの間にかドラゴンやヒキガエルとの間に友情が芽生え、ジェレミーもジェニファーも成長していきます。そして別
れは辛いけれど、自分の進むべき道をしっかり歩き始めます。
とても楽しいシリーズが始まりました。1巻のジェレミー、2巻のジェニファー、秋に出版されるという3巻ではどんな子どものお話になるでしょうか。
共に10才ぐらいから。
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花火師リーラと火の魔王
フィリップ・プルマン作
なかがわちひろ訳
ポプラ社:本体1000円 |
リーラは一人前の花火師になろうと家出して魔王ラズバニの住むメラピ山を目指します。一人前の花火師になるためには最良の花火の原料である高貴硫黄を持ち帰らなければならないからです。でも、そのままでは魔王に会うことはできません。
リーラの友だちぞうつかいのチュラクとぞうのハムレットがリーラを助けに追いかけます。それにランバシと仲間たちのドタバタなど、とても楽しい娯楽小説です。10才ぐらいから。
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ザ・ダークホース
マーカス・セジウィック
唐沢則幸 訳
理論社:本体1500円 |
〈法の司〉の座を争ってホーンと争い破れてしまった父さんとぼくは小さな洞窟の中でオオカミと暮らしていた少女を見つけます。少女はネズミと名付けられぼくたちと暮らすことになりましたが一言も言葉をしゃべりません。ある日ぼくたちは木の箱を見つけますが、その日からぼくたちの村に不幸が襲ってきます。
ぼくは思ってもみずに〈法の司〉の座につきますが伝説の〈漆黒の馬〉がぼくの村を襲ってきます。このまま部族は亡びてしまうのか!〈漆黒の馬〉とは!伝承神話をベースに物語は意外な結末を迎えます。12才ぐらいから。
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ブリット-マリはただいま幸せ
アストリッド・リンドグレーン作
石井登志子 訳
徳間書店:本体1400円 |
リンドグレーンのデビュー作、1944年の作品です。健康で明るく、リンドグレーンの作品は子どもたちが成長していこう生きていこうという心におひさまのように力を与えます。そして自然描写
がいつもすばらしく、読み終わると心も頭も解放されているのを感じます。それは彼女の生き方が語られていることにほかなりません。スウェーデンの小さな町に住むブリット−マリがペンフレンドに書いた手紙、友だち家族、日常の生活が綴られています。12才ぐらいから。
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血族の物語 下
ピーター・ディッキンソン=作
斉藤健一=訳
沢田としき=絵
ポプラ社:本体1600円 |
先月出された上巻のことは6月の新刊情報をご覧ください。期待どおりの下巻でした。時は20万年前のアフリカ、月のタカ族の子どもたちはよきところを求めて旅をします。旅の途中で出会うさまざまな危険とさまざまな人々、その中で人間として目覚めていきます。
下巻は湿原の人々との出会い、これはコーの物語、そして戦いと言葉を持つこと、マナの物語になっています。そして上巻と同じに昔話が20編物語の中に織り込まれています。
自分と違うものをどう受け入れていくか、そしてその中で自分の人間としての(部族の)誇りを失わず、どう子孫に伝えていくことができるか、これは現在の私たちにとっても重要な問題です。最後まできて『ゲド戦記』や『指輪物語』のことを思っている自分に気がつきました。12才ぐらいから。
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走れ、走って逃げろ
ウーリー・オルレブ作
母袋夏生 訳
岩波書店:本体1800円 |
第2次世界大戦時のポーランド、ユダヤの少年ヨラム・フリードマンに聞いた話を元に書かれています。スルリックはユダヤ人の8才の少年、たった一人でゲットーを脱出して森と農村をナチの手から逃げ回って名前を変えて暮らします。スルリックが生きのびることに手を貸して助けてくれた人や、逆にお金が欲しくてスルリックを働かせたり、売ったりした人もいますがスルリックは家族を失い、友だちを失い、事故で腕を失ってしまいながらも、知恵と気力で生き抜いていきます。
感傷や感情の波にも決して自分を失わず生きていくスルリックは作者の分身ともいえるでしょう。ぜひ読んで欲しい1冊です。12才ぐらいから。
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★火星の大接近、それに中秋の名月、秋の夜空には話題が欠かせません。星空のことなら何でもこの1冊で、しばし夜空のウォッチングをしてみましょう。不思議は疲れた頭をリフレッシュしてくれます。
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星空図鑑
藤井旭
ポプラ社:本体1680円 |
写真がたくさん使われています。それにとてもきれいな写真です。
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