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★友達って不思議なもの。友達と一緒に入ると時にはちょっぴり寂しいことや辛いこともある。でもやっぱり友達がいた方が毎日が楽しい。
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ねえ どっちがすき
安江リエ 文
降矢奈々 絵
福音館書店:本体743円
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ねえどっちがすき?めだまやきとたまごやき。友達だからこう言うの。“どっちもすき!”
こどものとも年少版がハードカバー版になりました。
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ともだちからともだちへ
アンソニー・フランス作
ティファニー・ビーク絵
木坂涼 訳
理論社:本体1300円 |
クマネズミはここのところ気分がのりません。朝も起きたまま、何もしたくありません。そんなある朝、差出人のない手紙をもらいました。とっても嬉しかったクマネズミは嬉しい気持ちを言いたくて外へ一歩でかけてみます。
さり気ない友達の励まし……たった一通の手紙が心を明るくします。そんな気持ちを明るい黄色で描いている絵本です。
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ナタリーはひみつの作家
アンドリュ−・クレメンツ作
田中奈津子 訳
講談社:本体1500円 |
ナタリーは文を書くことが大好きで得意な少女です。お父さんは事故で亡くなり、編集者のお母さんとニューヨークに住んでいます。少し内気で引っ込み思案のナタリーが本を出せるように友達のゾーイがエージェントをかって出て計画を立てます。そして見事成功。もちろん2人の励ましあう気持ちと努力が成功に導いたのです。
大切なことは本が出版できたということより、信頼し合える友達を持ったことです。国の違いはあるものの出版社等の内幕が書かれていて興味深い。そして子どもたちに力を貸そうという大人が書かれているのも嬉しい。10才ぐらいから。
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HAPPY
BOY
ジェリー・スピネッリ
千葉茂樹 訳
理論社:本体1280円 |
こちらはハッピーボーイのお話。ハッピーボーイと言ったってジンコフはナタリーのように本を出したわけでもないし、強力な友達を得たわけでもない。ジンコフ自身が人に太陽のように明るい喜びを与える存在で、ちょっぴり皮肉を込めてハッピーボーイ!
でも、嬉しいことは嬉しい、楽しいことは楽しいと言わなくては、それがどうしていけないことなのでしょうか?12才ぐらいから。
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★むかし……昔のお話。
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おつきさまをのみこんだドラゴン
ジョアン・デ・レオン再話/絵
ふせまさこ 訳
新世研:本体1600円
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フィリピンの民話絵本です。フィリピンには昔七つのお月さまがありました。とても美しいお月さまを見て好奇心いっぱいのドラゴンは次々に食べてしまったのです。たった一つだけになってしまったお月さまも食べられてしまいそうです。
本の型が少し小さすぎて、ドラゴンが窮屈そうで残念です。1966年生まれの著者に期待。構図も色の使い方も優れています。
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てんのくぎをうちにいったはりっこ
かんざわとしこ作
ほりうちせいいち絵
福音館書店:本体800円 |
以前『こどものとも』で出されていたもので、やっとハードカバーの絵本になりました。てんのくぎをうちにいくはりねずみのはりっこの元気な可愛い姿。
昔話風のお話。子どもたちの大好きな一冊です。
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黄金の騎士フィン・マックール
ローズマリー・サトクリフ
金原瑞人/久慈美貴 訳
ほるぷ出版:本体1600円 |
昔アイルランドはエリンといわれ、5つの王国に分かれていました。エリンを侵略者から守り、5つの小国の間を治めるためにあったフィアンナ騎士団、その団長はフィン・マックールと呼ばれていました。そのフィンの誕生と生涯、そして戦いを綴った物語です。異形のものや妖精がたくさん出てきます。そして最後は日本の『うらしまたろう』に似た結末になっています。小型の本ですが活字が大きく組まれた美しい本です。15才ぐらいから。
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★魔法は本当かどうかが問題ではありません。それを信じるか信じないかだけなのです。それはあなたのすぐそばでおこるかも知れません。
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魔法のスリッパ
ディック・キング=スミス作
三原泉 訳
あすなろ書房:本体1200円
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スロゲットさんはスリッパが大好き、いつも履いています。傷んでも心配いりません。スロゲットさんには“パース”“アート”と呼び合う親しい靴屋さんのアーサー・ロットさんがいます。そしてアーサーの孫娘ローリーはスロゲットさんと大の仲良しです。ある日アーサーから買ったスリッパ、それは魔法のスリッパでした。
ディック・K・スミスの物語に出てくるおじいちゃんは実直で欲張らない心優しくユーモアのあるおじいちゃんです。10才ぐらいから。
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みんなワッフルにのせて
ポリー・ホーヴァート著
代田亜香子 訳
白水社:本体1500円 |
カナダに住んでいるプリムローズ・スクワープ11才、“私の両親は海へ行ったきり戻ってこなかった。私の身の振り方を大人たちが相談してジャックおじさんと暮らすことになった。でも私は信じている。絶対両親は帰ってくる!”
スクワープ自身に語らせているこの物語は困難の中に嘆き溺れることなく、しっかり自分や周りを見つめている少女と色々な人たちとの出会い、別
れを描いています。そしてここコールハーバーは特別なところではないけれど、いつも変わらない暮らしがある、それはとても大切なことなのです。各章の終わりにレシピが付いています。レシピはさりげなく生活を語ります。
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★冒険のお話は楽しい。人間が主人公でなくとも動物たちも人間と同じように冒険します。
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クジラのウォルドーと
ココナツ島の魔女
アラン・テンパリー作
ニック・マランド絵
子安亜弥 訳
ポプラ社:本体1100円 |
マッコウクジラのウォルドーの冒険の話が1冊に3つ入っています。とっても恥ずかしがりやの若いクジラウォルドーが勇気を出してお月さまを取りかえす話。北極に行って迷子になった人間の子どもを助ける、そして逆に氷に閉じ込められてしまってその子に助けられる話。ちょっと長い、悪い魔女を退治する話。
どれも海の様子や魚や動物などが良く描かれていて(挿し絵も良い)とても楽しく、読んでやるにも最適です。7才ぐらいから。
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小さな戦士マッティメオ
ブライアン・ジェイクス作
西郷容子 訳
徳間書店:本体2800円 |
レッドウォール伝説の第3巻です。動物たちが活躍する物語が大好きな子どもたちが次の刊行を待っていた本です。
この物語の主人公マッティメオは第1巻の主人公、ネズミの戦士マサイアスの子どもです。甘やかされて育ったマッティメオをはじめとして、修道院の子どもたちはキツネの奴隷狩りにさらわれて、底つ根の国へ連れて行かれます。けれどマッティメオや子どもたちの頑張りと、捜す大人たちや森の生き物たちの力が一緒になって無事修道院へ帰って来ます。
食いしん坊の動物たちが主人公の為でしょうか、物語の中にたくさん食べ物の場面
が出てくるのも楽しい。10才ぐらいから。
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★その他
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ウォーターハウス・
ホーキンズの恐竜
バーバラ・ケアリー文
ブライアン・セルズニック絵
千葉茂樹 訳
光村教育図書:本体1900円 |
ウォーターハウス・ホーキンズ、1807年ロンドン生まれ。世界で初めて恐竜の実物大の模型を作った芸術家の伝記です。
絵がすばらしい大型の絵本で、恐竜に興味のある人はもちろんのこと、ない人でも十分に楽しむことができます。今でこそずいぶん恐竜のことは科学的に解明されるようになりましたが、19世紀にこんな人がいたなんて驚きです。
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グレーラビットとヘアとスキレルスケートにいく
アリスン・アトリー作
マーガレット・テンペスト絵
神宮輝夫 訳
童話館出版:本体1400円 |
アトリーのこのシリーズが好きな私は復刊がとても嬉しかったのですが、この童話館出版の絵本は全体的に紙が真っ白の上質紙を使っているためか、発色が濃くてグレーラビットのような素朴なお話には少し腰が引けてしまいます。
それから、旧版の評論社版には原書の奥付けの年が記されていないので分からないのですが、評論社の元版とこの本の元版は違うのではないかと思います。(童話館版には10枚の新しい絵が入っています)
ともかく、ピーターラビットが都会的なのに比べて土臭く、それがこのシリーズの魅力です。お話はタイトル通
りです。
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もうひとりの息子
ドリット・オルガット作
樋口範子 訳
さ・え・ら書房:本体1400円 |
時代は1960年、今と同じようにイスラエルとアラブは戦っていました。アラブ人の医学生ハミッドは偶然、一人息子の戦死で気が狂ってしまたと言われているユダヤ人、ミリアムの家に住み込むことになります。
ミリアムはハミッドを息子が帰って来たと思い込み、ハミッドはいつの間にかミリアムを母のように大切に思います。けれどそんな生活は続くわけがありません。著者はドイツ生まれ(ナチス政権下の)1939年2才の時に家族と共にイスラエルに渡っています。今回のイラク戦争の後ろに見えるパレスチナの戦い、そして私は幼い頃知っていた、毎日駅で戦死した息子を待っていた一人の気の狂った老女を思い出します。
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アースシーの風・ゲド戦記V
ル=グウィン作
清水真砂子 訳
岩波書店:本体1800円 |
ゲド戦記の4巻『帰還』が出てから11年後、この本が刊行され皆を驚かせました。4巻で予感を与えられていた親から捨てられ他の大人に火の中に投げ込まれテナーが助け育てたテハヌーのこと、そして愛する妻を亡くし毎夜死者が訪れて来て眠れず、ゲドに助けを求めてきたハンノキが軸になって物語は進みます。
ゲド戦記3巻までが人間の成長、生を表わしていたとすれば、4巻5巻は死の世界を、そして生と死の統合を語っているのだと思います。たくさんの生があり出会いがあり、けれどその数だけ、それ以上に別
れがあり、私自身にも必ず訪れる死、いったい死の世界には何があるのでしょうか?この本については後でまとめたいと思います。もう一冊外伝というものがあるとのこと、そして訳者の清水真砂子さんは2004年4月に会留府に来ていただける約束が出来ました。楽しみにして下さい。
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