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★子どもが一心に遊んでいる時はこんな世界にいるのかもしれません
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おーいペンギンさーん
岡田よしたか作
福音館書店:本体1100円 |
日曜日の夕方たろうは始めて一人でお風呂やさんに行きました。お風呂から上がったらたろうの服は消えていて、残っていたのはペンギンの服。
さぁ追いかけて追いかけて、海を越え南極めがけて、追いかけて追いかけて……やっと取り替えて帰ってきたのですが、やゃ!また忘れ物。お父さんお母さん笑っていていいの?
5才くらいから。絵物語です。 |
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『ドラゴンに
ごようじん』
茂市久美子 作
とよたかずひこ絵
国土社:本体1100円
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子ぎつねのきいくんはもうすぐの誕生日プレゼントにおじいちゃんから小さな紙袋をもらいました。開けてみるとドラゴンの絵が描いてある古ぼけたマッチ箱、おまじないを唱えてから開けると海があり小さな島に小さなヨットが浮かんでいて、本物みたいな小さな機関車が入っていたのです。夜、小さな機関車は小さな島に連れて行ってくれます。そこではドラゴンが待っていました。
ドラゴンが出てきてもこのお話には冒険はありません。遊びだけのお話です。
5才くらいから。絵物語です。
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★人は一人きりでは生きていかれません。人という字のように誰かの支えが必要です。そして
支えになることも必要です。
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スマッジがいるから
ナン・グレゴリ−作
ロン・ライトバーン絵
岩元綾 訳
あかね書房:本体1400円 |
シンディはホームで暮してホスピスという病院でお掃除をして働いています。ある日小犬を拾ってホスピスに入院しているジャンにスマッジという名前をつけてもらいます。けれどホームでは小犬を飼うことができません。とうとう見つかって小犬は保健所に渡されてしまいます。
とても丁寧な文と絵、そして訳が静かに私達に語りかけてくれる絵本です。
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ぼくたちロンリーハート・クラブ
ウルフ・スタルク作
菱木晃子 訳
堀川理万子 絵
小峰書店:本体1300円 |
スタルクの作品に出てくる子ども達はいつも明るく、ユーモアがあって行動的で、人を結び付けることが上手です。今回は孤独な老人を喜ばせようと、ロンリーハート・クラブを結成します。
“ひとりぼっちは決して悪いことではなく自分を見つめる大切な時間である”というおばあさん、高福祉のスウェーデンならではの余裕でしょうか?いつも人のことを気にして生きている日本の大人として考えさせられる言葉です。5年生くらいから。
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フクロウはだれの名を呼ぶ
ジ−ン・クレイグヘッド・ジョ−ン
千葉茂樹 訳
あすなろ書房:本体1300円
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ボーデンの父は優秀な樵です。けれど絶滅しかかっているマダラフクロウの保護計画のために失業してしまいます。恨みに思って殺そうと森に行ったボーデンは巣から落ちたフクロウを連れて帰ってきていつしか一家でかわいがって育ててしまいます。
実際はこの物語ほど単純でないとは思いますが、自然と人間の共生が分かりやすい物語として書かれています。それだけでなく父親の失業をめぐってのある家族の物語として読んでもおもしろいと思います。
5年生くらいから
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カナリーズ・ソング
ジェニファ−・ア−ムストロング作
金原瑞人・石田文子 訳
金の星社:本体1200円 |
以前、インガルス一家の物語を読んだ時、その背景の中に意にそぐわない生活の中で気が狂ってしまった女の人がたくさんいたことを知りました。
自然の中の生活が愛する人達の望みと分かっても、受け入れることができない思いの人がいるのも事実です。人は各々の心の中に故郷を大切に持っています。大草原の夜明けから夜明けまでの、10才のスージーとその両親の心の再生の物語です。中学生くらいから。
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いつもお兄ちゃんがいた
アラン・アルバ−グ作
こだまともこ訳
講談社:本体950円
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弟と犬一匹きりになってしまった9歳のフランシスは死んでしまった兄トムが幽霊になって自分達をいつも見守ってくれると思っています。フランシスはポリオで足が不自由です。辛くて悲しいことばかり、とうとう弟を連れて家出してしまいます。挙げ句のはてに運河に落ちてしまいます。フランシスを助けてくれたのはお兄ちゃんのトム、トムの幽霊でした。
幽霊が出てきても決して恐ろしい話ではなく、辛い悲しいことがたくさん出てきても暗い哀しい話ではありません。それは52才になったフランシスが思い出して書いている為でしょうか。それとも、愛する人を亡くした時、そのあと時々その人が現れるということを知って
いる人がたくさんいる為でしょうか。
文庫サイズの小さな静かな美しい本です。 中学生くらいから。
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ラモ−ナ、八歳になる
ベバリィ・クリアリ−作
松岡享子 訳
学習研究社:本体1200円 |
ヘンリーくんシリーズでヘンリーくんのガールフレンド、ビーザスの元気な妹ラモーナも八歳になりました。
ラモーナのお父さんは美術の先生になるために大学へ行っています。生活の為にアルバイトもしています。おかあさんもフルタイムで働いています。ともかく検約して暮さなければなりません。時々疲れてイライラしてどうしょうもなくケンカをしてしまいます。でもラモーナの家族はすてきな家族なのです。
しばらく品切れ状態で手に入らなかった『ラモーナとおとうさん』『ラモーナとおかあさん』も復刊したのでこれを機会に読み直してみました。1975年〜81年に書かれたこの本は失業や離婚問題を抱えて、それらの問題は今の日本でも特異なことではなくなりましたが、この時代のアメリカはまだ家族がバラバラにならずにに助け合って生きていける本当に良き時代のアメリカだと思います。
でも、この本の中でも両親がいつか別れてしまうのではないか、自分は本当に両親に愛されているのかという不安を抱くラモーナが頻繁に出てきます。
子どもはただ可愛く明るい存在だけでなく、自分が無力だけにそのことを良く知っています。普通
の子どもが普通の生活の中で育ち、感じ、考えを深めていく、この作品の魅力は少しも衰えてはいませんでした。
今年中に後2作が翻訳されるとのこと大変楽しみです。9才くらいから。
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★おとなも魔法だ!魔法だ!とさわぎたてている中で辛口のしっかりとした本がでました。
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砂漠の物語
郭 雪波 著
松瀬七織 訳
福音館書店:本体1600円 |
ここに出てくるのは人と砂漠とオオカミとキツネ、いずれも過酷なまでの自然、何もかも飲み込んでしまう渇きと熱砂嵐、そこでは少しの油断も失敗も命にかかわります。
そんな厳しい中にも人は歓び、哀しみ、生きていこうとします。それは人だけでなく獣にも同じことなのかもしれません。何のためにそこで生き続けようとするのでしょうか。
作者は1948年生まれ、モンゴル族の出身。
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★長い冬におすすめの本
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ふしぎふしぎ200
ふしぎ新聞社編・著
福音館書店:本体1200円 |
月刊誌『たくさんのふしぎ』から編集された本でこうして一冊にまとめられたものを読むとおもしろく、少し賢くなったような気がするのはふしぎ!
ふしぎだけでなく遊びもいっぱい、作ってみよう、試してみよう、考えてみよう、あなたの周りにはふしぎがたくさんあります。
総目録つきは良いのだけれど、手に入らない本があるのはちょっと残念。
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