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★とても色彩のきれいな絵本
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ねんころりん
ジョン・バーニンガム作
谷川俊太郎 訳
ほるぷ出版:本体1300円 |
表紙にまだ月が残っているから、夏の夜明け前でしょうか。かえるがハンモックの中で気持ち良さそうに眠っています。裏表紙では船の中で坊やがよく眠っています。
前半は色々な動物が眠る場所を探しています。“ねんころりん”と言葉が続きます。後半はその動物達がみんな眠る場所を見つけて良い気持ちで眠っています。
ちょっと変わったお休みなさいの絵本です。とても色がきれい。さぁ!誰かさんも“ねんころりん” |
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ちいさな もり
アルベット・ベネベッリ文
ロレッタ・セロフィッリ絵
大岡玲 訳
講談社:本体1600円
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小さな森は丘のてっぺんにあります。そこへ、住処にしようときじやうさぎやたくさんの動物達がやって来ました。みんな森は自分だけの森だと主張します。
みんながいがみ合って暮らしていたある日、樵がやって来て木を切り倒し始めます。動物達は力を合わせ始めて樵を森から追い出したのです。けれど樵は森の動物を殺したり、いがみ合ったり、木を切らなくとも暮らしていけることを知ります。そして動物達も樵もこの小さな森をみんなの森と呼ぶようになります。
人と動物達の足跡が入り交じっている見返しの絵、水彩画はこの不思議な森の美しさを十分に描いています。
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★まるでちょっとした心理小説を読んでいるような絵本
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こうえんで…4つのお話
アンソニー・ブラウン作
久山太市 訳
評論社:本体1300円 |
公園で2組の親子、つまり母親と男の子、父親と女の子、そして2匹の犬のお話です。大型の絵本。この2組の親子が公園で行き交うのですが、それを4つの目から見て描かれています。背景の絵の中に4人の心理と状況が、時にはユーモアを交えて、時には哀しく描かれているのは絵を見ることの面
白さを十分教えてくれます。
例えば、男の子と女の子が話している場面の真ん中にポールが立っていて、女の子の方は明るい色で男の子の方は暗い色で、おまけに一台の自転車に大人の男と女が背中合わせで各々反対方向に走ろうとしています。登場人物、いえ、この本は作者いつもの様に人間ではなくゴリラですが。
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★絵物語をどうぞ
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コーギビルのゆうかい事件
ターシャ・チューダー 絵・文
食野雅子 訳
メディアファクトリー:本体1600円
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『コーギビルの村まつり』に次いで出版社が変わっての復刊です。やはり動物がにぎやかにたくさん出て来て、今回は世界一のおんどりベーブが誘拐された事件をコーギ犬ケイレブが見事解決します。
作者は1915年生まれ(今年86才になっているはずです。)この原画はもっと鮮明なのではないかと思われます。
文も量が多く漢字混じりですが、読んでもらえば登場する動物の表情の面
白さも加わり、とても楽しい物語絵本です。
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しゃくしゃくけむしくん
ねじめ正一 作
はたこうしろう 絵
福音館書店:本体1100円 |
けむしくんはしゃくしゃくと葉っぱで遊んでいたら風に吹き飛ばされ、次から次へと色々な人に運ばれて旅をします。やっと大好きな木に辿り着きました。
詩人の独特な躍動感のある言葉が連続性のあるイラストに乗って面白い絵物語になりました。
声を出して読んだ方がより楽しいのは言うまでもありません。
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かしこいちいさなさかな
バーナディン・クックぶん
クロケット・ジョンソンえ
こかぜさち やく
福音館書店:本体1000円 |
繰り返しの言葉、繰り返しの絵が読んでいる子どもの心をとらえて、何回も読んで欲しい本になりました。
最後の場面のユーモアはいかにもアメリカの絵本らしく、明るく、子どもの心理を上手に表現しています。
お父さんもお母さんもぼくも大声で笑いました。きっとちいさな魚も大笑いをしていることでしょう。
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★物語本ではありませんが
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ツーティのうんちはどこいった?
越智典子 文
松岡達英 絵
偕成社:本体1200円 |
子どもたちの好きなうんちの本です。身体のうんちと食物連鎖のうんちと二通
りありますが、この絵本は後者です。
ハナグマのツーティのうんちがどこに行ってどうなっていったか、画家独特の細密で表情のある絵が楽しく、幼い子どもが興味ある昆虫などもたくさん出て来る、分かりやすい科学の絵本になっています。
うんちはゴミではない、でもトイレでじゃぁ……としている私たちのうんちはゴミになってしまう、ちょっと考えてしまいます。
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ゆいちゃんのエアメール
写真・文 星川ひろ子
小学館:本体1400円 |
ゆいちゃんは耳が不自由な5年生の女の子、他はみんなと同じに何でも出来ます。ゆいちゃんのの一番の仲良し恵美子ちゃんはお父さんお仕事の都合でアメリカに行っています。
この本はゆいちゃんとアメリカの恵美子ちゃんとの往復書簡です。けれど、あとがきにあるようにこの往復書簡は4年間の取材に基づいての作者の創作との事、普通
の女の子(一人は耳が不自由、一人は言葉が通じない)の生活と気持ちが写
真と手紙を中心に読者に伝わってきます。
それは障害に関わりなく、お互いの伝え合う気持ちが一番大切なことだと、作者は淡々と語りかけています。
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★あなたのそばにも不思議なことが起きるかもしれません
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ボーソーとんがりネズミ
渡辺わらん 作
講談社:本体1400円 |
クッシーこと、田中中(あたる)一家は万葉市の外れに引っ越して来ました。何もかも不便、そのかわりに新開地だからまだ森や林が残っています。クッシーが部屋で音楽を聴いていると、網戸の外に、この間母親がゴキブリと間違えてスリッパで叩き捕まえたが、可哀想になって逃がしてやったネズミが来ていました。
そのネズミは今は絶滅してしまった幻のネズミ【房総トガリネズミ】かもしれないと言うことから騒ぎは大きくなります。クッシーはネズミを救いたいと思います。
大人の登場人物は存在感が薄く、ペラペラの感じなのが残念です。軽く楽しい物語は暑い夏の読み物としては良いのかも知れません。10才ぐらいから。
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走れ!飛べ!小てんぐ三郎
広瀬寿子 作
あかね書房:本体1100円 |
宏平と修は小さいときから仲良しで同年、けれど去年3年生の夏休みに修は長野へ引っ越してしまいます。でも夏休みには毎年会う約束です。修はてんぐに興味を持ち、戸隠山に行こうと誘います。そこには95才のひいおばあさんが住んでいて2人で会いに出掛けますが、何とおばあさんの大爺さんはてんぐだっただけでなく、その家に住んでいた、そしててんぐになるにはそのように生まれついた子どもがいるのだという話をします。2人は雑木林の中で飯綱三郎と名乗る少年に出会い、少年は修を修行させて小てんぐにすると言います。
2人の少年の冒険物語なのですが、日本各地に伝わるてんぐ伝説にひいおばあさんの語りを上手く織り込んだ物語になっています。10才ぐらいから。
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つるばら村の三日月屋さん
茂市久美子 作
講談社:本体1400円 |
つるばら村のパン屋さん、くるみさんと飼い猫のニボシの物語です。店にやって来る動物達とくるみさんの穏やかな暖かい物語が1年分、12編入っています。
例えば、将来レストランを開きたいというキツネの注文のいなりパン、タヌキにパンを届けて教えてもらったお月さまの光を入れたパンなど、ちょっと不思議だけれど美味しそうなパンがたくさん出てくる物語です。12才ぐらいから。
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