★つよいのはだれ!

もりでいちばんつよいのは?
ジュリア・ドナルドソンぶん
アクセル・シェフラーえ
久山太市 やく
評論社:本体1300円

恐ろしいかいぶつ「グラファロ」知っている?
でも、もっともっと恐ろしいものがいるんだよ。
かいぶつ「グラファロ」目玉ギョロギョロ、ぼくも目玉クリクリ。
Tシャツのライオン
ウーリー・オルレブ文
ジャッキー・グライヒ絵
もたいなつう訳
講談社:本体1650円

イタマルがお誕生日にもらったTシャツ、かわいいライオンがついたTシャツ。次の朝Tシャツのライオンは逃げ出します。
「ぼくは強いライオンだ!おっかないライオンだ!」
『かようびはシャンプー』についでのコンビによる第2作。
表情豊かで楽しい絵本。

わるがきノートン
ディック・キング=スミス作
坂崎麻子 訳
偕成社:本体1000円
ハリネズミのノートンをはじめ、どれもちょっとヘンテコな動物たちが出てくる短編集です。
作者は動物、特に小さな動物を登場させて楽しいお話をたくさん書いています。
生き物大好きな子供たちへ。
読んでもらえるなら小学校低学年から。
魔法使いの卵
ダイアナ・ヘンドリー作
田中薫子 訳
徳間書店:本体1300円
魔法、魔法使い、不思議な時計、その中に隠された魔法のしずく、占い。やっぱりきらびやかな色々なものが出てきます。その意味ではこの本は現代的で軽いノリ……。
ファンタジーというより『ハリーポッター』のような軽い娯楽小説。
いま、ちょっと緊張している6年生(中学生になる男の子)にお薦めの一冊。
小学校高学年から。
よみがえれ白いライオン
マイケル・モーパーゴー作
佐藤見果夢 訳
評論社:本体1300円
10歳のぼくはある全寮制の学校に入っていた。学校生活は勉強と強制……いじめの毎日で、ある日とうとう家に帰ろうと逃げ出してしまう。
そしておばあさんに出会い、バーティとチョウのライオンの話を聞く。
それはバーティという少年と白いライオンの出会いと別れ、少女ミリーとの再会の深い愛情の物語だった。
ホワイト・ホース(白い馬)をベースにしてstoryの中にstoryがあり、その構成が単なる動物物語以上の力を与えている。
小学校高学年から。
不思議の風ふく島
〜飯田さんの運転日誌〜
竹内もと代 作
小峰書店:本体1400円
飯田さんは1日4回島に発着するフェリーボートの時間に合わせて、島を一周する定期バスの運転手。
そのバスに起こったお話が6つ入っています。ちょっと不思議な話やヘンテコな話、でも、どれもが心の中がちょっぴりじーんとする話です。
こういう話の舞台にバスやタクシーが使われるのは、それが人を運ぶだけでなく、時も気持ちも運ぶからかもしれません。
こんな歌もあります。知っていますか?
“ぞうれんしょう ぞうれんしょう
ぞうりがなくては かくされまい”
6年生ぐらいから。

ぼくとオペラハウス
アンドレア・ホイヤー絵・文
宮原峠子 訳
カワイ出版:本体1400円

オペラを見たことがありますか?オペラは演劇と並んでの総合芸術です。耳で聴いて、目で見て、心で感じて……。
そのオペラが上演されるまでが描かれています。
絵本なので非常に分かりやすく、また、オペラ上演には色々な人が関わっているのが良く分かります。見返しがきれいです。
活字が太く漢字もあるためゴチャゴチャしてしまったのがちょっと残念。

ベルリン 1933
クラウス・コルドン
酒寄進一 訳
理論社:本体2400円
何故ドイツはあの戦争にのめり込んでいったのだろうか?
1933年ヒトラーは首相になる。人々はヒトラーを指導者として選んだ。この作品は15歳のハンスを中心に当時のベルリンで生きた労働者ゲープハルト家とベルリンの街が実証的に物語られている。
貧困にあえぎ、裏切りと失望の中、精一杯良心的に生きていこうとしているこの一家を襲ったものは……。
ハンスの兄ヘレの娘、生まれたばかりのエンネに引き継がれていく次作の出版が待たれる。
本の前後に当時のベルリンの写真が入っていて、日本でも若い人たちにこういう歴史小説が出版され、読んで欲しい。
シャーロットのおくりもの
作E・B・ホワイト
絵 ガース・ウィリアムズ
訳さくまゆみこ
あすなろ書房:本体1500円
以前、法政大出版局からで出ていたものが、訳も変わり出されました。
アメリカの農家で動物達と少女がブタを助ける話です。そして、その中心になったのがクモのシャーロット、素朴で力強い暖かい物語で装丁も良く合っています。
訳が今の子ども達にあった言葉になり、かつ、物語に適格なものになっているのはうれしい。
中学年ぐらいから。

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