
| ■会留府のこと〜2004年12月〜
えるふ通信の中の本の紹介のところに、時々「復刊」とか「再版」とかが書かれていることがあります。最近本が品切れになって手に入らなくなる事が多くなってしまいましたが、その一方では復刊なども多くなっているように思われます。 ただ、これは残念ながら本屋という職業がら、情報を取りやすいから分るということで、普通の人がこれをチェックするのはなかなか難しいと思います。ホームページや新聞広告などをこまめにチェックして、情報を入れるよりしかたがありません。出版された案内はあっても、これから出版されるということは、各出版社も一般の人には連絡をしません。まして、もう出版されないということなどを知らせるシステムもないので、ある日突然品切れ再版予定なし、ということになってしまいます。 一方E出版社のように3年位のサイクルで限定出版するところや、F出版社のように年1回1月〜2月にかけて、絵本4点必ず限定出版をするところもあります。また、積極的にいまは出版されていない本をだしているところもあります。(限定出版というのは一定の数を出すこと)その他、インターネットを利用して投票、ある一定の数がまとまると版権を持っている会社や著者の承諾を得て、再版されるということがあります。 つい最近、私自身もいろいろの人に呼びかけて再版になった本『三つの魔法シリーズ(天沢退二郎作・ブッキング)があります。子どもはいつも成長していく存在なので、出会う本はいつも新刊ともいえるから、今ちょっと読んでみるのは早い、3年たって、ああいいかな!と思ったら、手に入らないとかでほんとに残念です。読みつがれてきた本はとても貴重です。一冊の本を巡って親から子へ孫へ、友だちへ読みつがれていく本は大切にしたいと思います。 不況で出版界は落着きをなくしています。朝5時から4,200円もする本を売る状況、愛子様映像とかで、10年近くひっそりとしていた本、ほとんど子どもが手に取らなかった絵本が売れる、それはそれで良いとしても、私たちおとなは子どもたちにどんな文化を、どんな本を手渡そうとしているのでしょうか?少子化とかで子どもに熱い視線を送っているおとな、でも、その子どもはどこにいるのでしょうか? この本をおもしろい!と言ってくれるだろうかなどと、思いながら2004年も終ろうとしています。今年一年会留府を応援していただいてありがとうございました。新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。 |