■会留府のこと〜2004年11月〜
10月になってすぐに、子どもの頃過ごした新潟からお米と栗と、いろいろな秋のしるしが送られてきました。すでに両親はじめ、親族が誰もいないそこには、柿や栗、梅、杏の樹だけが残っていて、お隣の方が送ってくださったものです。
でも、今年の10月は台風と地震、それにイラクの人質事件など次々と不安なことがおこってきました。テレビの中から、疲れきった人々が“悲しいねぇ”といい、お味噌汁の差し入れに“ありがたいねぇ”とつつましく答える人たちの言葉、久しぶりに聞いた長岡弁と写
しだされたあの場所、この場所、そのなかで隣近所、知り合いの人々と支えあって生活している人たちの姿に、逆に励まされている自分に気がつきます。“子どもが元気なのがいい”との言葉も印象的でした。
この人たちと一緒にしてしまっては叱られるかもしれませんが、これからのきびしい冬の訪れに、本能の命ずるまま里に食べ物を漁りに来てしまった熊たち、必死に逃げ回って銃殺されてしまう小熊のなんとあわれなこと。人はもう自然と共生する知恵も望みも忘れてしまったのでしょうか。
自分の、自国の利権のために、子どもたちを 殺してしまう人間たち、 「自己責任」と家族に罵り送りつけられるたくさんの電話やメール、一方、いちはやくテントを持っている人は寄付を!と、メールがはいります。
土砂崩れに潰された車の中から自分で這い出し、助け出され、病院のベットの上で頭に大きな包帯をあて、元気に食べていた幼い子どもの姿がおとなに訴えます。子どもたちの元気に答えなければならないとおもいます。
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