■会留府のこと〜2003年12月〜
2003年も最後の月になりました。
子どもたちに関する仕事をしているためか、時々年の終わりが12月でなく3月のように思っている自分に気がつきます。行政も学校も新年度が4月からなので、なお年末ということを忘れてバタバタとしてしまいます。
夏、暑い中を洋書の新年のカレンダーの〆切りを急がされ、暑い涼しいと言いかわしている間に木々が色あざやかになり、裸木になり12月を迎えます。特に私の好きな欅の木にたくさんのイルミネーションがつき、光が輝き、熱と明るさで夜も眠れないだろうとハラをたてるのがクリスマスなのは残念です。
2003年の出版流通界はどうだったでしようか?昨年ちらほらささやかれた出版社の不調のうわさも、なんとか乗り切れたのか倒産の話は聞かずにきました。なお続けていつやめてしまってもおかしくない状況はあります。出版されている内容といえば、あいかわらずY・A(ヤングアダルト)向きの本の出版が盛んです。この部分はおとな向きと児童文学の境目がなくなってきたということでしょうか、絵本もいまでは子ども向きだけのものではないことが常識になりつつあります。(かといって不思議なのは小学校入学と同時に、絵本でない本を、文字を自分で読む、読ませるおとなが増えることです。)
たくさん出版されているわりには絵本の出版は不調、それと、小学校低学年向けの子どもたちへのおもしろい本がありませんでした。翻訳のロングセラーの絵本の売れゆきもいまひとつ、しかけ、音のでるもの、ミニ本など、海外で制作されるこれらのおもちゃ本があふれています。
出版社の特色も薄くなりました。岩波書店や福音館書店でだすから○○○ということはなくなりました。それだけに本は実際に手に取って見ないとわからないことが少なくありません。児童書は単価が低く、あまり売れないこともあって売り場面
積はどんどん狭くなっています。
流通が巨大化して、公共図書館や学校図書館は独占化が進み、どこでも金太郎飴のような状況です。日本もアメリカと同じように情報はお金を出して自分で選ばないと屑ばかりの中で振り回されてしまうようになりました。そんなこんなを思うと最終的にはどれだけ信頼できる人を持っているかということになるのでしよう。
〜会留府がその信頼してもらえる本屋になれるか!〜 2003年たくさんの応援ありがとうございました。
2004年平和な年であつてほしい、そ して、人と本とたくさんの出会いが生まれることを願います。どうぞかわらぬ
ご支持お願いいたします。
|