■会留府のこと〜2002年12月〜
12月1日が巡ってきました。今年は開店から25年になります。
1年なんとか過ごし元気で新しい年度を迎えます。不況だ、少子化だ、本を読まなくなったと騒がれながらも、子ども達は確実に誕生しています。そして、確実に育っています。
会留府も初めからのお客様、新しいお客様とご来店いただく方は途切れることがありません。現在のような形で本屋が残っていくかどうかは定かではないとしても、本を読む人は近未来決していなくならないでしょう。それは私自身がいかなることがあっても本を読むという行為が生活の中からなくなってしまうことがないと思うからです。
本はたった一人でも読むことができます。(私の身体がそのことを許す限りにおいて)逆に本を読むことができない状態になったら、たとえば、禁止されたら隠れてでも読もうとするでしょう。たとえば、目が悪くなって本を読むことができなくなったら読んでもらおうとするでしょう。自分で言葉を紡いで読む?ことを始めるかもしれません。一度本の虜になつたら、ずっとそれは続きます。そう!本は人生、私は人生の運び屋なのです。
会留府は25年も続けてきた筋金入りの運び屋です。
(1)最初に文字を読むのに少し努力をすれば、ともかく本はバラィティーに富んで楽しい。
(2)いろいろなことを知ることができる。
(3)生きていくうえで役に立つ。
(4)いろいろな生き方、あり方を経験できる。目の前に現れ、自分の経験のように思うことができる。
(5)自分の事を客観的にみること、他の人との間も客観的に見ることができる。
(6)生きる力が湧いてくる。
(7)本を読む人はなんといってもかっこいい。(姿、形は自信がないけれど、私はかっこ良くなりたい。)
昔、幼かった頃に会留府に来てくれた子ども達が自分の子どもを連れて来てくれるようになりました。また、昔読んだ本が忘れられなくて訪ねてみえる人がいます。そして、嬉しそうに買った本を持っていく子ども達がいます。運び屋冥利につきます。苦しいことやがっかりすること(これはどちらも大人に対してが多い。)もあるけれど、この運び屋の喜びを知ったらなかなかやめられません。
と、いうわけでまた一年、おもしろくてためになる本を探して、皆様のもとにお届けします。また、2003年1月から一年間読売新聞の書評メンバーの1人として読書欄を受け持つことになりました。出版社の方々もこれぞ子ども達にぜひ読んで欲しいという本をだしてください。
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