■会留府のこと〜2002年9月〜

2002年の夏休みも終りました。いかがお過ごしでしたか。

これはデーターをとったわけでもないので確かなことではなく、あくまで私の感覚的なものですが、夏休みに家族で実家?へ帰るという人達は少なくなってきたように思います。

40代、50代からの人達は若い時に両親と暮らしていたところから出てきて学校へ、就職へ、そのまま東京やその近郊へ住まいをかまえた人達が多く、つまり田舎をもっている人が多いので、お盆やお正月の休みには故郷へ帰って過ごすことが多かったように思います。

その田舎には兄弟、姉妹、いとこがいてその人達と実家で過ごすという人が多かったのですが、今の若い世代は妻の実家も近く、というよりは日常的に行き来があるし、兄弟、姉妹もなく、ましていとこもない、だから泊まるのにもホテルのような宿泊場所をとって、旅行に行くようにお墓参りなどをする人達が増えているのではないかと思います。

私のことをいえば核家族のはしりのような家だった、祖父も父も一人っ子、祖母の家は没落地主で実家はなく、母の実家はお寺だったのでお盆に行くことはありませんでした。そのかわり、父がひたすら歩いて昆虫採集や植物採集に連れて行ってくれました。

今はその代わりに家族や友人達と旅行に行く若い家庭が増えています。お金と時間のやりくりがつかない人は近くで色々計画を立てます。見渡せば色々な施設があります。今年は幕張メッセの恐竜博、もっとお金のかからないのは県立中央博物館の恐竜展、映画、プール、そして図書館、公共の施設が多くなり嬉しいことです。

私の子どもの頃はそういった施設はなく、また、家族で旅行するなどという夏休みはなく、ひたすら長く静かな毎日でした。そのかわりよく遊びました。

ところで、夏休みにどこにも行かない家族があります。子どもが受験の年の場合です。特に高校受験を抱えている場合はどこにも行きません。夏休みに進路が決まってしまうからです。

今年の夏は学校の教師達に少し変化がありました。完全5日制でいままで教師は夏休みはいわゆる自宅研修だったのですが、毎日出勤になりました。もちろん生徒はいません。

どこかへ研究や研修に行く時は起案をだして、報告をして、ますます書類は煩雑になりやたら忙しくなってしまったようです。このままだと子ども達の教材研究や教師として心豊かにしていく色々なことへの参加は少なくなってしまうのではないでしょうか。小間切れでただ忙しいということになってしまうのではないでしょうか。

気が遠くなってしまうくらい長かった、何にもなくて、でも、貴重な子どもの時間がたっぷりあった。これはとても大切なことのように思います。店に良く来てくれる子ども達もそれぞれの夏休みだったようです。

カンボジアへ行ったことの報告、展示会をしたいがらしひろやくんをはじめとして、やがて元気な話を聴くことができるとおもいます。特別 な夏休みでなくとも、夏休みは夏休み、少しゆっくり家族で過ごすことができたでしょうか!