■会留府のこと〜2002年6月〜
5月の連休が過ぎると、店での仕事の他に学校図書館への納品というもう一つの仕事が忙しくなります。
毎年5、6月号の『えるふ通信』には学校図書館のことが書かれています。いわく、購入予算があまりにも少ない、専任の司書、もしくは司書教諭が欲しい。ほんとに飽きもせず毎年くりかえし書かれています。今年はどうでしょうか?少しは良くなったのでしょうか?
図書整備も出来ていないのにコンピュ−ター化が始まっている自治体もあります。まず予算の事、確かに昔!よりは少しは多くなっています。会留府が納入する学校は千葉市の市立小学校・中学校ですが、ここ近年の問題意識の高まりから、少し増えて平均25万から40万位
の予算の学校がほとんどで、まあ平均です。
購入の方法は千葉市は独自のやり方で、市から千葉市書店組合が受けます。あらかじめ担当の書店は決まっていて、組合から新年度になると各学校の予算が提示されます。5月中頃には組合主催で取次や出版社、そして指導課の後援で展示会を開きます。図書主任の先生は他の先生の希望を聞いて担当の書店に注文を出し、それに基づいて仕入れた本の装備をして学校に納品し、請求書は組合でまとめて市に請求し、したがって支払いは組合に、そして担当書店に支払われます。
装備は一切書店のサービスで、これらの発注から代金の支払いまでの一連の流れは2か月から3か月かかります。展示会には市の指導課からも学校に要請がいくのですが、絶対的なものではないので先生は忙しいとなかなか会場に足を運んでもらえません。春に運動会をする学校も多くなって、家庭訪問などが入る学校もあります
千葉市には小学校に図書館指導員が全校配置されているので(一人あたり小学校1校または2校と中学校1校)その人達が出席することも多いのです。けれど、指導員は教員と身分的には同じではなく、非常勤の1年雇用なので学校の管理職の一部には学校図書館の選書は教員の仕事なので出張にはならない、行かなくとも良いというような発言があったり、なかなか難しい面
があります。
予算もさることながら、学校図書館には専任の司書または司書教諭が欲しいとつくづく思います。それにこれは公共図書館における司書の専門制にもいえることなのですが、若い人達に安定した職場を与えて欲しいと思います。近年司書の雇用がほとんどなく、将来的にも良いことではありません。ボランティアやシルバー、退職した人の活用も良いとは思いますが、一定の水準を保ってこそのことです。
今の状況だと図書館指導員になれる人は夫や親に生活を支えてもらえる人でないと続けていくことができません。一年雇用の不安定さと賃金の安さは到底自力で生活できる状況ではなく、その中から良い人材は望みようもありません。
以前から比べると指導員制を取ったことで学校図書館における司書の役割が大切だということがはっきりしました。図書館が目に見えて明るくなり、子ども達に評判が良いのです。図書館にはいつも本のことを知っていて、受け入れてくれる人がいる。
本を読むことが好きになるには親の力が一歩だとすると次の一歩です。いえ、中には学校が一歩になる子どもも多数いるのです。
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