■会留府のこと〜2001年1月〜


2000年は新年から高熱を出し、体調がすぐれないままに、12月に疲労からとうとうダウン、入院になり、しっかり観念して年末になってしまいました。

これでがむしゃらな性格に老いが加わるとどうなるかと認めざるを得ませんでした。それに今回もまた、まわりの人たちに助けてもらいました。

夫婦でやっている個人零細業者の悲しさ、病気になるとどうにも動かなくなります。実はこんなことが今までに何回となくありました。

始めた頃は2人共若く元気で夜通し仕事するのもなんということなく、もともと丈夫でない裕子の方も気をつけながらも、そして、具合が悪くなってもじきに元気になる状態でした。

3年ぐらいたった頃、1つの転機が訪れました。前にも書いたように「猫でも抱いて〜」と売れた本を補充して、それをまた売っていくやり方ではどうにもならないことがハッキリ分かってきました。

お客様の注文が多様で店にある本だけではすまない(注文を受けていると効率が悪いと定価の低い本は断る本屋もあるとか……。)あたりまえのことですが、店にお客様が来るのをただ待っている状態では本が売れない、積極的にアピールして、店の外へも出て行かなければならないことを現実のものとしてつきつけられてきたのです。

外に出ていく、それは邦雄の場合は配達やら仕入、裕子の場合には勉強会のお手伝いやミニ講演会、イベントの企画等になります。

その役割分担は現在は邦雄が学校図書館のこと全部と公共図書館等の配達、裕子は店のこと全部と本の選書、勉強会や講演へ、イベントの企画宣伝、そしてホームページの作成とメール等による読書相談。仕入れやら経理的なもの、他ゴチャゴチャと……は2人で処理しています。

店は気まぐれでなく、時間どおりに開けなければいけません。納品等、約束は守らねばなりません。店の状態が外へ広がっていくほど、ともかく1日中、1年365日、朝から晩まで2人の気力と体力と能力と、全力の調整をとって進んでいかなければならなくなります。

予定をたてて生活することが苦手でなるべく自然体でいきたい邦雄と、少々神経質でパーフェクトを望んでしまう裕子との性格の違いは何年かごとに調整がつかなくなって爆発します。

それはほとんどが裕子の疲労からのダウンという型をとって噴き出し、まわりの人たちをあわてさせ、迷惑をかけてしまうのです。

少々複雑な思いで2001年が始まろうとしています。