
| ■会留府のこと〜2000年5月〜 こんにちは!子どもの本の専門店『会留府』です。“えるふ”と読みます 。 本当は“ホビット”と付けたかったのですが、もう使っているところがあったので“エルフ”も使われていて、漢字で『会留府』になりました。 通りすがりでない出会いの場、何よりも大好きなファンタジー『指輪物語』の中に出てくる“エルフ族”、きれいな物を創ったり、詩や歌を創ったり唄ったりするのが得意な種族として出てくる“エルフ族”にあやかって命名されました。 1978年に千葉市に誕生、場所が少し変わっていますが、他は変わることなく続いて来ました。ホビットの巣穴のような小さな本屋です。 ペアを組んで5年、もともと計画的に人生設計を立てていたわけではなく、勤めていた出版社が解散になって『さて?』と思いながら夫婦で始めたことでした。 こどもの本がだいぶ出版されるようになり、家庭でも子ども達に本を買い与える親が増えてきていました。マンガも含めて、子どもの本に活力があり、まだ子どもの生活に時間がありました 。 “おけいこ”とか“幼稚園の受験”のことなど、今はあまり話題にもならないくらい、きわめて当たり前のことになっていますが、初めての読書相談が『10万円ぐらいの家庭向け教育図鑑のセットを買うべきかどうか?』ということでした。……ということはそれだけのんびりとしていたのです。 JR稲毛駅から歩いて3分のところ、朝夕の通勤タイム以外はほとんど人通りがなく、近くにあったマンションの女の子達が“えるふをきれいにする会”を作ってくれて、一緒に掃除をしたり、話をしたり、遊んだり……。男の子が、あまりにも知らない私にプロレスについて、2時間もしっかり教えてくれたり……。 千葉には全然といっていいほど、友人どころか知り合いもなかった私たちに、小さな友達が出来ました。 快速が止まるようになり、次々とマンションが建ち、交通が多くなり……それでも子どもたちは、立ち読みに来たり、毎週日曜日には読み聞かせに 通ってくる時間がありました。この子ども達というのは、小学校高学年でした。今では考えられないことです。 『会留府』はJR本千葉駅から歩いて5分ぐらいのところにあります。 近くに千葉県庁、千葉市郷土博物館でもある『亥鼻城』があり、桜がきれいです。 |